あなたはどっち!? 従来工法とユニットバスの浴室リフォーム法

家は年数が経ってくると劣化が目立ってきます。
特に、浴室は水を使う場所なので湿気やサビなどで悪くなりやすい場所です。
ここでは、浴室のリフォームを考えている人にとって役にたつ情報を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。

  1. 浴室リフォームの種類
  2. 浴室リフォームを考えるタイミング
  3. 浴室リフォームで気をつけるポイント
  4. 業者に依頼する際の注意点

1.浴室リフォームの種類

浴室のリフォームには2種類あります。
それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。

1-1.自由度の高い従来工法

自分の好きな浴室にリフォームしたいのであれば自由度の高いと言われている従来工法がオススメです。

現在の浴室のほとんどがユニットバスに変わってきていますが、昔の一戸建ては床や壁にタイルを使った従来工法がほとんどでした。

従来工法のメリットは作られた浴室ではなく、自分の好きなようにレイアウトできることです。

床や壁、天井のカラーや作りはもちろん、窓の大きさや位置までも好みに変えられます。

また、素材も大理石やヒノキなど自由に選べるので、お風呂でゆっくり癒されたい人に向いたリフォームです。

注意として、防水機能がユニットバスほどありませんので防水処理をしっかり行う必要があります。

また材料費やコストが高くなる他に、施工にも時間がかかるため長期感見積もっておきましょう。

1-2.防水性の高いユニットバス

全ての部位をあらかじめ工場で作っておき、現場で組み立てるユニットバスは現在主流になっています。

ユニットバスは素材そのものに防水性があり、床、壁、天井などのつなぎ目を一体型にしているので水漏れをあまりしません。

また、工場で作られたものを組み立てるだけなので施工時間も短いです。

ただし、ユニットバスは規格品なので自分らしい浴室にするのは難しく、浴室のスペースに合わない場合もあります。

そのため、あらかじめユニットバスのサイズなど測っておきましょう。

2.浴室リフォームを考えるタイミング

浴室のリフォームに適切な時期やタイミングはあるのでしょうか。

購入したばかりや新築の浴室は綺麗ですが、時間が経てばどうしても劣化してきます。

リフォームのタイミングを紹介しましょう。

2-1.浴室内部にひび割れやサビがある

長年使用していると浴室内部にひび割れやサビが発生します。

ひび割れは水漏れの原因になるだけでなく、タイルの浴室だと怪我をしてしまう可能性もあるかもしれません。

また、サビをそのままにしておくと水道が劣化して壊れてしまったり水が濁る原因にも。

ヒビ割れやサビはリフォームタイミングのポイントです。

2-2.カビが酷く色がくすんでいる

水を使う浴室はどうしても湿気が多くなり、カビが生えやすい場所でもあります。

定期的にカビ取りをしていても完全にキレイにすることは難しいです。

カビ汚れがひどかったり、壁や天井などの色がくすんできたらリフォームを考えてもいいでしょう。

2-3.温水の温度調整がしにくい

最近のお風呂は温度調節がボタン一つでできるようになりました。

簡単になって使いやすくなりましたが、温水の温度調節がしにくくなってくるとリフォームを検討した方がいいでしょう。

新築で温度調節がしにくい場合は故障が原因の場合が多いですが、築年数が経っていて調節しにくい場合は修理するのにも大金が必要なことも。

全体的に修理するのであればリフォームした方がいいでしょう。

2-4.加齢に合わせたリフォーム

故障や築年数に関わらず、加齢に合わせたリフォームもあります。

例えば、子供がいる家で滑りやすい浴室の床を滑りにくい素材にしたり、お年寄りでも入れるように湯船の高さを低くするなど。

住んでいる人に合わせたリフォームもあります。

タイミングは難しいかもしれませんが、お風呂に入るのが困難に感じたら検討してみてもいいでしょう。

3.浴室リフォームで気をつけるポイント

リフォームの種類も理解していよいよリフォームを検討しなければいけなくなったときに、気をつける点はあるのでしょうか。

後から気づいても遅い場合がありますので、必ずチェックしておきましょう。

3-1.誰が使うのかを考えてみる

第一に誰が使うのかを考えましょう。

小さい子供がいる家なら「床がすべらないか」「怪我する部分はないか」、年配の方が一緒に住んでいるなら「浴室に段差をつけて入りやすくする」「歩きやすいように手すりをつける」など家庭に合わせて注意するポイントがあります。

どんな浴室にしたいのか事前に納得するまで話し合いをしましょう。

3-2.窓の位置・照明の大きさ

開放感のある浴室は気分もよくて憧れですよね?

ほとんどの家にある浴室には窓が必ずと言っていいほどついていますが、高さや位置、照明の大きさまで考えて作らなければ大変なことになります。

地上2階にお風呂がある家庭や外からの視線が気にならない家ならばどこの位置に窓をつけてもいいでしょう。

ただし、外からの視線が入る窓ではお風呂に入れませんよね?

また、照明をつける場所によっては人影が窓の外に写ってしまうことがあります。

照明は窓のついている壁につけるように注意しましょう。

3-3.下地もチェックする

防水に優れているユニットバスでも築年数が経っているとリフォームする際に下地のチェックまで行った方がいいでしょう。

お風呂は湿気が多く水を使うので、ひび割れやサビがきていると下地が劣化していることがあります。

そのまま新しくリフォームしてしまうと下地の状態は悪いままなので、再度やり直さなければいけないことも。

下地のチェックもするようにしましょう。

4.業者に依頼する際の注意点

リフォーム業者は数多くありますが、依頼するときに注意しなければいけない点がいくつかあります。

施工が終わった後に後悔しても手遅れの場合が多いので、業者に依頼する時に気をつける注意点をいくつか紹介しましょう。

4-1.施工工程を確認する

リフォームの種類によって施工工程に違いはありますが、きちんと手順の説明も受けておきましょう。

私たちは素人なので手順を簡単にしたり、工程を飛ばして簡単に終わらせてもわかりません。

料金だけしっかりもらって仕事を手抜きでする悪質な業者もいますので、自分が納得するまで説明してもらいましょう。

4-2.施工実績を見せてもらう

依頼する業者の施工実績を見せてもらうと信用性があり依頼しやすくなります。

リフォーム業者の中には下請けとして施工工事を行う会社もあるため、実績を確認しておくと信頼してリフォームをお願いできるのでオススメです。

もし施工実績がなければ業者と施工工事を行う担当の両方に会って話を聞いてみるといいでしょう。

4-3.見積もり金額をきいておく

リフォームを始める時には必ず全体の見積もりを出してもらうと思います。

しかし、中には見積もりに納得してリフォームをお願いしたのに追加で料金を取られたという話も少なくありません。

見積もりの段階で納得しても、施工が始まる初日にもう一度念をおして料金は聞いておくと安心です。

追加で請求されないためにも必ず確認しましょう。

5.まとめ

いかがでしたか?

今回は4つの目次で紹介しました。

  1. 浴室リフォームの種類
  2. 浴室リフォームを考えるタイミング
  3. 浴室リフォームで気をつけるポイント
  4. 業者に依頼する際の注意点

日本人はお風呂好きが多い人種といいます。

家の中でもお風呂はリラックスできる場所なので、劣化が目立ったりライフスタイルに合わなくなってきたと思ったらリフォームを検討してもいいでしょう。

その際には、気をつけることや業者の注意点を思い出して納得のいくリフォームに役立ててくれたらと思います。

え?リフォームでここまで出来るの!?