狭い台所から解放されたい! 快適なキッチンリフォームのすすめ
今お使いの台所の広さに満足していますか? 台所も使い続けると老朽化したり、家族が増えて手狭になったりと、さまざまな問題が出てくるのは仕方のないことです。今回は、台所が狭くて困っている方のお悩み解決のために、リフォームや収納についてご紹介します。
- 狭い台所の悩みについて
- 台所のリフォームについて
- 狭い台所を使いやすくするコツ
- 台所のリフォーム工事について
- 台所リフォームについてよくある質問
- まとめ
この記事を読んで、狭い台所の悩みから解放され、毎日楽しくお料理ができたらいいですね。台所を快適に使いやすくすることは、家族の健康的な生活にも繋がりますので、ぜひ参考にしてください。
1.狭い台所の悩みについて
毎日のお料理に腕を振るうなら、使いやすい台所が一番ですよね。この項では、よくある台所の悩みなどをご紹介します。
1-1.台所によくある悩み
毎日使う台所ですから、さまざまな悩みや問題点が出てきます。大きい悩みから小さい悩みまで、この中に当てはまるものはあるでしょうか?
- 狭い
- 暗い
- 作業スペースが少ない
- 調理台が低い
- 好きなデザインではない
- 収納スペースが足りない
- 換気扇の音がうるさい
など、ここにあげただけでも台所の悩みは尽きないですね。その中でも、今回は狭い台所に焦点を当てていきます。
1-2.狭い台所を使いやすくしたい
狭い台所を使いやすくするためには、どんな方法があるのでしょうか。間取りを変えたり、増築したりするリフォームや、窓から光を取り入れるのもいいですね。
1-3.収納をどうするか
台所を使い続けていると、調理器具もどんどん増えていきます。ちょっと気を抜くと作業スペースがごちゃごちゃに… なんてことも。現在のキッチンスペースを有効活用して、収納力と使い勝手をアップするといいですね。
2.狭い台所のリフォームについて
毎日使う台所なので、使いやすく清潔さを保ちやすい設計が求められます。ライフスタイルに合ったリフォームをおこないましょう。
2-1.リフォームのメリット
台所をリフォームする場合、デザインや導線などはある程度自由に変更できます。リフォームによって、今までの台所の悩みや問題点が解消されるでしょう。
2-2.リフォームの前に考えること
家族構成をふまえ、1人で料理をするのか、誰かに手伝ってもらうのかも考える必要があります。2人以上の場合は、すれ違うスペースの確保も考えましょう。そして、現在の台所の不満や問題点と良い点をそれぞれリストアップしてください。そこから解決策を考え、今の台所の良い点が新しい台所に反映するのがベストです。
2-3.台所のレイアウトについて
台所には、レイアウトの種類があります。キッチンスペースに合わせて、どんなレイアウトができるか考えてみましょう。
2-3-1.I型
壁に沿ってシンク・調理台・調理器具が横並びのシンプルな配置なので、レイアウト変更も比較的やりやすいレイアウトです。作業の流れが横一直線でラクですが、作業スペースを広く確保すると動線が長くなり、かえって使いにくくなります。なので、移動する距離も考え、サイズを抑えめにすることも頭に入れておいてください。
2-3-2.L型
コンロとシンクの部分が90度で向かい合う、文字どおりアルファベットの「L」の型のレイアウトです。動線が短いため、ほとんど移動せずに体の向きを変えるだけで効率よく作業ができます。しかし、上部のつり戸棚などのコーナー部分の収納が活用しにくく無駄になりがちです。
2-3-3.Ⅱ型
シンクとコンロを分けて2列のレイアウトなので、オープンスタイルで開放的な心地よさがある台所です。壁面式ではないので、リビングなどから足元が見えることもなく、スッキリとした印象を与えます。しかし、シンク側で下ごしらえをした食材を、コンロ側へ移動させるのには、通路部分を何度も飛び越す必要があるため、食材を落とすことが多くなるでしょう。床を汚してしまう可能性の高い台所でもあります。
2-3-4.U型
シンク・コンロ・調理スペースが、アルファベットの「U」やカタカナの「コ」の字のように3方向に対して広がっている、非常にゆったりとしたレイアウトです。台所に立つ人を中心にシンクやコンロ、冷蔵庫が配置されているため、動線が短く作業スペースも多く確保できるので機能的な台所といえます。しかし、コーナー部分が2か所できるので、収納部分が活用しにくく無駄になりがちです。
2-3-5.アイランド型
シンクやコンロなどが壁面から独立しており「アイランド(島)」のように見えるのでそう呼ばれています。台所を囲み大人数での作業が可能なので、料理教室のように何人かで一緒に料理を作ったり家族でお菓子を作ったりするなど、みんなで台所に立つにはぴったりです。しかし、広すぎると使いづらくもなるので、バランスを考えた配置を考えましょう。
2-3-6.ペニンシュラ型
アイランド型と似ていますが、ペニンシュラ型は、アイランド型の左右どちらかが壁に付いている対面式の台所のことです。壁から半島(ペニンシュラ)のように突き出した配置なのでそう呼ばれています。ダイニング側に椅子を設置すれば、カウンターを設けることができるので、そこで軽食をとる、といった使い方もいいですね。しかし、開放的な反面、台所からの臭いや煙がリビングなどへ広がることや、水はねや油はねの問題があります。その場合は、換気扇や窓などで対応することが必要です。
2-4.収納について
キッチンには、調理器具やお皿などがたくさんあるので、十分な収納を確保する必要があります。手が届きにくい上部よりも、身長に関係なく誰でも取り出しやすい下部に収納スペースを確保する方がいいでしょう。
2-5.いろいろな収納方法
狭いスペースの台所でも、工夫をすれば収納する場所を増やすことができます。見た目にもおしゃれだと気分もいいですね。
2-5-1.つり戸棚
調理器具をつるしておけば、見た目もスッキリになります。使いたい時に取り出しやすく、使い終ったら掛けておけば、OKです。つるせる場所がなければ、タオルハンガーや突っ張り棒を設置してつるしてもいいでしょう。
2-5-2.シンク下
シンク扉の内側のデッドスペースも有効活用したい場所です。キッチン用品から清掃用具まで収納することができます。しかも、取り出しやすいスペースなので、頻繁に使うものを収納すると便利ですね。
2-5-3.引き出し収納
奥行きのある台所の場合は、引き出し収納が便利ではないでしょうか。奥までたっぷり使えて出し入れもしやすく機能的です。
2-5-4.パントリー
パントリーは、要冷蔵以外の食品や生鮮食品以外の保存に重宝します。たとえば、缶詰やレトルト食品、ペットボトルなどの保存の利く食品や非常食のストックにもいいですね。
2-5-5.床下収納
パントリーのような収納スペースが確保できなければ、床下収納という手もあります。
2-6.高さと奥行きについて
台所の使い勝手がいいようにリフォームするならば、メインで使う人の身長を考えて高さを決めましょう。誰でも高さの合わない台所をずっと使い続けると、腰や足腰に負担も大きいですよね。たとえば、リフォーム後に使うのが高齢者の場合は、バリアフリー仕様で低めのキッチンにするなど、メインで使う人に合った高さをオーダーしましょう。そして、台所の奥行きが広くなると、作業スペースと下部の収納が増えますが、それだけ広いスペースの確保が必要になります。
3.狭い台所に見せないコツ
3-1.色について
色を考える場合、あらかじめ決まっている床や壁、家具やカーテンなど、周辺の色を考慮する必要があります。好みの色の中から周辺と色調、明るさが合う色を選び、全体のバランスを考えましょう。しかし、狭いスペースの場合に濃いダークな色を選ぶと圧迫感が出て、より狭く感じてしまうことがあるので注意が必要です。反対に、明るい色で統一すると台所を広く見せる効果があります。たとえば、壁や天井、床などを白色に統一すれば、台所をより一層広い空間に見せてくれるのでおすすめです。さらに、統一感のないバラバラな色調だと、台所が落ち着かない空間になってしまうので気を付けてくださいね。
3-2.冷蔵庫の横
キッチンの中でも大きなスペースの確保が必要なのが冷蔵庫です。その冷蔵庫の横は空いていませんか。冷蔵庫の側面もキッチンアイテムを収納するのにはうれしい場所です。収納用のラックを引っ掛けるだけで有効スペースになりますよ。
4.狭いキッチンのリフォーム工事について
狭いキッチンを使いやすくするには、リフォーム工事が必要です。この項では、リフォームの流れや、失敗しない業者の選び方などをご紹介します。
4-1.リフォーム工事の流れ
台所を全体的にリフォームする場合の、一般的な工事の流れをご紹介します。
- 冷蔵庫や食器棚の移動
- 今までのシンクの撤去
- 給水排水・ガス・換気扇の工事
- 壁下地の工事
- 新しいシステムキッチンの取り付け
- 壁と天井クロスの工事
- 照明器具の取り付け
4-2.料金について
台所のリフォーム工事の場合、業者によって料金は異なります。一般的な工事の内訳は以下のとおりです。
- 給排水
- 電機
- ガス
- 大工
- 解体
- 諸経費
ここに、ご希望タイプのシステムキッチン本体の料金が加わります。当社「藤ノ家」では25万円から承っていますので、ぜひ参考にしてください。
藤ノ家:http://www.fujinoya-net.com/
4-3.日数について
全体的なレイアウト変更やシンクの入れ替えなどの大掛かりな工事には3~4日の工事日数を要します。中には、数時間で終了するような簡単な工事もありますので、必ず確認をしてください。
4-4.業者の選び方
台所のリフォームが成功するには、業者選びも大きなポイントです。あなたの台所に対する意見や希望に対して熱心に耳を傾けてくれて、疑問についてもわかりやすく答えてくれる業者がいいでしょう。また、不満が生じた場合にはハッキリ言える関係だと、なお良いですね。
4-5.見積もりについて
リフォームの工事業者にもよりますが、見積もりの内訳は大きく分けると以下の通りです。
- 解体工事費用
- 基礎工事費用
- 設置工事費用
- 電気・水道・ガス工事費用
- 機材・資材費
基本的には、工事の手間と資材などの購入費の総額で見積もりは構成されます。見積もり内容にわからないところがあれば、積極的に納得がいくまで質問をしましょう。見積書を見てから、リフォーム内容を変更しても問題はありません。
4-6.注意点
リフォーム工事において、500万円未満の工事には、建設許可が不要であることが注意点です。言い換えれば、500万円未満のリフォーム工事を請け負う業者の中には、建設業許可を得ていなかったり工事の保険に入っていなかったりなど、悪質な業者も多く存在します。キッチンのリフォームの場合、見積もり額が500万円未満になることは珍しくありません。その点も頭に入れ、厳しい目で業者を選んでください。
5.台所リフォームについてよくある質問
Q.住みながらでも工事はできますか?
A.一戸建てでもマンションでも工事は可能ですが、数日間台所は使えません。
Q.見積もりやプランを練ってもらうのに、何か用意するものはありますか?
A.もし用意ができれば、家の図面がいいでしょう。図面がない場合、部屋の広さを測って見取り図を作っておけば、参考プランや見積もりが出しやすくなります。もちろん、実際の見積もりは、現地調査するので安心してくださいね。
Q.対面キッチンで手元を隠すことはできますか?
A.可能です。システムキッチン本体の前面が高くなっているタイプがあります。
Q.キッチンでもエコを考えたいのですが。
A.節水や節電ができる機器や配線器具があります。ほかに、配線やキッチンまわりの照明をLEDに変えるなどの工夫をするのはどうでしょう。
Q.他の業者でおこなったリフォームの再リフォームもお願いできますか?
A.はい、より使いやすいプランをご提案しますので、ぜひ「藤ノ家」へ相談してくださいね。
Q.間取りの変更はできますか?
耐震強度が損なわれない範囲になりますが、変更は可能ですよ。
6.まとめ
いかがでしたか?リフォームしたいということは、今、使っている台所に不満があるということです。狭い台所をリフォームして、そこが新しく使い勝手のいい場所になると、毎日のお料理もますます楽しくなりますね。リフォームをすると決めたら、妥協せずにあなたの希望をたくさん出してください。きっと、理想の台所を作るために信頼できる業者がサポートしてくれますよ。