気になる! 寝室リフォーム工事の基礎知識! 費用・ポイントなどご紹介
寝室は、1日の疲れを取るための大切なスペースです。そんな大切な寝室ですが、なんとなく過ごしにくさ・寝づらさを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、生活スタイルや習慣が変わった場合に、寝室や睡眠のとり方が従来と同じのままという方は、体を崩してしまうかもしれません。そこで今回は寝室リフォームについてのポイントや注意点をご紹介します。
- 寝室について
- 寝室リフォームについて
- 寝室リフォームのポイント
- 寝室リフォームのプランについて
- 寝室リフォームの工事・費用について
- 寝室のリフォームについてよくある質問
- まとめ
寝室のリフォームを考えている方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。快適な寝室で快適な睡眠を取ることで、生活の質まで向上するはずです。
1.寝室について
1-1.寝室とは
寝室とは、その名のとおり寝る部屋のことです。寝るだけならどの部屋でもできそうですが、「寝ることをメインの目的とした部屋」が寝室と呼ばれます。ワンルームなど部屋数が少ない部屋をのぞき、寝るためだけの部屋として寝室を設けている家庭も少なくはないでしょう。
1-2.寝室の重要性
寝室は、良質な睡眠を取れることが求められます。睡眠には、音・気温・雰囲気など、さまざまな要因が影響しますので、快適な寝室を作ることは快適な生活を過ごすこととほぼ同義なのです。
1-3.寝室に必要な物
寝室には、下記のような物が必要です。
- 寝具(ベッド・ふとん)
- 照明
- 遮光カーテンなど
- 本・テレビなどの娯楽品
- 化粧台・クローゼット
- 空調
寝る前・起きたあとの習慣や、日差し・間取りによっても必要な物は変わってきます。特に、冷え込む地域の方や暑い地域の方は寝ている間の温度管理が睡眠の質に大きくかかわってくるでしょう。
2.寝室リフォームについて
2-1.寝室をリフォームする理由とは
上記のとおり、寝室を快適にすることは生活の質の向上に直結します。眠りの質が落ちていると感じる方は、寝室に原因があるかもしれません。また、家族が増えたり生活習慣が変わった場合にも寝室のリフォームが必要となることがあります。
2-2.リフォームをした方がいい場合
下記に思いあたりがある方は寝室のリフォームを検討しましょう。
- なんとなく眠りにくさを感じる
- 寝た気がしない/寝ても疲れが取れない
- 寝る前と起きた時の気温差がはげしい
- 音で家族が起きてしまう/家族を起こしてしまう
- 家族が増えた
- 生活習慣が変わった
2-3.寝室リフォームのメリット
寝室リフォームにはさまざまなメリットがあります。
- 睡眠の質があがる
- 寝るのが楽しくなる
- 家族の睡眠を邪魔しない
3.寝室リフォームのポイント
3-1.安眠・健康を考える
睡眠には、光や音が大きく影響します。廊下を通った時に起きてしまうようなことをふせぐため、寝室は家の奥側にあるのが普通です。また、外気の影響をなるべく受けないよう、遮光カーテンや断熱性も必要となります。
3-2.収納・家具
寝室で着がえる・寝る前に本を読む・スキンケアをする方にとっては、寝室に置く家具を考えることも大切です。寝室でなんでもできるようにしたいのか・最低限したいことだけに絞るのかを考えましょう。
3-3.寝室リフォームの事例について
寝室リフォームをおこなう前に、リフォーム事例をたくさん見ておくことをおすすめします。リフォームによってなにが変わるのかをしっかりチェックできるからです。これは変えてよかった・これは変えなくてよかったといった声を知ることで、ご自身のリフォームをより良いものにすることができるでしょう。
3-4.注意点
よその家の寝室のリフォーム事例を見てあこがれたり、まねしたりしたくなると思います。ですが、本来なぜリフォームをしたかったのかをよく考え、自分にあったリフォームをおこないましょう。
4.寝室リフォームのプランについて
4-1.和室・洋室
リフォームするにあたり、最初に考えるのが、和室にするか洋室にするかではないでしょうか。和室は落ち着いた雰囲気が出せますが、ふとんのあげさげが必要となります。また、今まで和室で過ごしていた方が急に洋室(ベッド生活)に切り替わるのはかえって体に負担がかかる可能性もあるのです。見た目だけでなく、生活のしやすさも考慮しましょう。
4-2.内装・設備について
寝室の壁・床材を選ぶ場合は、防音性を重視することをおすすめします。耳に入る音は、無意識に睡眠に影響を与えてしまうからです。また、寝室にクローゼット・本棚をつけたい方は、生活動線をきちんとシミュレーションして配置を考えましょう。
4-3.バリアフリー・介護用リフォーム
今は元気でも、いずれバリアフリーが必要となることがあります。段差・手すりの有無・車いすが通れる幅の確保など、あらかじめ対応しておくといざという時も安心です。
5.寝室リフォームの工事・費用について
5-1.工事の流れ
寝室リフォームの大まかな流れをご説明します。業者によって詳細は異なりますので、事前に確認しましょう。
- 見積もり依頼
- 訪問・現地視察
- 見積額の提示
- 内金支払い
- 施工依頼
- 完成・精算
5-2.工事日数
クロス張り替えなど、最も手軽なリフォームの場合は数日で終わることもあります。床材・壁材・内装などおおがかりな工事は1か月程度を見た方がよいでしょう。工事が長期間に及ぶ場合は、途中経過を見ることもできます。
5-3.費用内訳
工事費用のおもな内訳は以下のとおりです。
- 資材費(壁材・床材など「物」にかかる費用)
- 工事費(人件費)
- 撤去料金・処分料金
5-4.工事費用を安く抑えるには
工事を依頼する際は、複数業者から見積もりを取りましょう(見積もり合わせ)。料金を比較することで、より安い業者を選ぶことができます。また、料金だけでなくサービス内容もよく確認してください。安いから選んだものの、意図していなかったオプション料金などがかかってしまわないように、事前にしっかり費目と料金を書面でチェックしましょう。
5-5.業者選びのポイント
寝室リフォームをする際の業者選びのコツをご紹介します。
- ノウハウ・実績が豊富である
- 見積もり内容が明確か
- 料金・サービス内容について十分な説明と書面での提示があるか
- アフターフォロー・保証は十分か
5-6.注意点
寝室のリフォームをおこなっている期間は、別の部屋で寝たりホテルを取ったりする必要があります。その際の生活スタイルの変化やホテル料金などもきちんと考慮しておきましょう。
6.寝室のリフォームについてよくある質問
6-1.寝室に置かない方がいい物は?
背の高い家具をたくさん置きすぎると圧迫感のある寝室になってしまいます。家具の数や体積は限定したほうがより良い寝室になるでしょう。また、地震にそなえて家具やテレビは必ず固定してください。
6-2.寝室の照明のポイントは?
寝室には、真っ白で明るい蛍光灯はむいていません。やわらかいオレンジ色(電球色)がおすすめです。また、せっかく眠くなったのに電気を消すために起き上がらなければならないのは手間ですので、手元でオンオフができる物がいいでしょう。最近ではリモコンつきのLEDライトが主流になってきています。
6-3.寝室のカーテン選びのコツは?
夜でも外がまぶしい場合は遮光1級がおすすめです。ただし、朝の日光も入りにくくなります。朝は、日差しをしっかりあびたほうが、体調がよくなりますので、遮光カーテンを使う場合は、寝起きにカーテンをあける習慣をつけましょう。遮光グレードが低いカーテンを2枚組み合わせるのも一手です。
6-4.寝室リフォームの料金を知りたいのですが
リフォーム内容やお客様の家の状態によって料金が決まるものです。相場と大きく異なることがありますので、現地を見てきちんと見積もりを出してもらうことをおすすめします。
6-5.リフォームでトラブルになったら?
施工内容が見積時の説明と違う・不当な料金請求をされたといった場合は、消費者センターを利用しましょう。また、初めてのリフォームの場合、業者の説明がわかりにくいこともあると思いますので、複数の業者から説明を受けて矛盾している内容がないかを事前にリサーチしておくと安心です。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか。寝室のリフォームについて、ポイントや業者選びの注意点などをご紹介しました。初めてのリフォームは不安が多いかもしれませんが、まずは完成像をしっかりとイメージし、見積もり合わせをするところから始めましょう。見積もり依頼前に問い合わせフォームを設けている業者もありますので、気軽に相談してみてもいいですね。時間とお金にはゆとりをもって、焦らずリフォームを検討してみてください。