外装リフォームで失敗したくない人へ! 満足するコツを徹底解説!
外装は、建物の強度を高めるだけでなく、外観イメージの向上や機能性の付加など、さまざまな役割を持っています。しかし、年月がすぎれば、傷みや汚れが目立つ・デザインを変えたくなったなどの理由でリフォームが必要になることもあるでしょう。満足する仕上がりにするためにも、どんなリフォーム方法があるのかなど、知りたいですよね。そこで、今回は、外装リフォームで失敗しないために、詳しく解説します。
- 外装リフォームは、いつ必要?
- 外装リフォームの内容とは?
- 外装リフォームの方法
- 外装リフォームの業者選び
- 外装リフォームに関するよくある質問
この記事を読むことで、外装リフォームについて詳しく分かり、理想の仕上がりを実現することができます。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.外装リフォームは、いつ必要?
最初に、外装リフォームについてどんな場合に必要か・主なメリットは何かなどを解説します。
1-1.外装とは
外装とは、屋根や外壁など、建物の外部にある装飾・設備のことです。外装によって、建物が風雨や紫外線など、外部環境の影響から守られます。また、美観を維持するという役割もあり、所有者の好みに合わせて選ぶことが可能です。外装にも寿命があるため、定期的にメンテナンスやリフォームが必要になります。
1-2.外装リフォームとは
外装リフォームとは、古くなったり傷んだりした外装をリフォームすることを言います。家を建て替えなくても、外装リフォームを行えば新築のような外観を手に入れることが可能です。色やデザインを選べるだけでなく、断熱性や防音性を付加することもでき、家の機能をアップする効果もあります。
1-3.外装リフォームはどんな場合に必要?
外装リフォームは、以下のような場合に必要です。
- 外装のひび割れやめくれが目立つ
- 外装の見た目を変えたい
- 断熱性や防音性などの機能を付加したい
- 前回のリフォームから10年以上経過した
1-4.外装リフォームのメリット
外装リフォームには、多くのメリットがあります。具体的には、以下のようなものです。
- 外観のイメージが上がる
- 劣化部分を補修できる
- 建物の強度が上がる
- 断熱性が上がって省エネになる
2.外装リフォームの内容とは?
外装リフォームの内容について、種類・デザイン・色・最近の傾向など詳しく解説します。
2-1.外装リフォームの種類
外装リフォームには、主に以下のような種類があります。
2-1-1.塗装
塗料を塗ることでリフォームする方法です。塗料にもさまざまな種類があるため、予算や特徴・耐用年数などを比較して選ぶといいでしょう。塗料には、アクリル系塗料・ウレタン系塗料・シリコン系塗料・フッ素系塗料などがあります。最近では、断熱効果の高い遮熱塗料や、防汚効果のある光触媒塗料も人気が出てきているのが特徴です。
2-1-2.サイディング
サイディングは、板状のサイディングボードを上から貼るリフォームとなります。サイディングボードは工場で一括生産するため、品質にムラが出にくく、仕上がりが美しいことが特徴です。また、乾かす時間が必要ないため、工期を短くすることができます。
2-2.外装のデザインや色
外装のデザインや色は、好みに合わせて自由に選ぶことができます。ただし、選ぶ種類によっては、思いどおりのデザインや色を再現できないこともあるため、業者に確認しておきましょう。外装のデザインや色は、家の外観の印象を大きく左右するものです。思いつきで決めてしまって後悔しないように、慎重に考えましょう。
2-3.外装リフォームの最近の傾向
外装リフォームは、単に外観をよくするだけでなく、断熱性などの機能性を求めるケースが増えています。省エネの考えが広がり、夏場の冷房効率や冬場の暖房効率を上げたいと考える人が多いからです。また、耐用年数が長く、手入れが楽にできる外装リフォームの需要が増えています。
2-4.外装補修について
大きなひび割れやめくれ・破損などがある場合は、外装補修が必要です。塗装・サイディングいずれの方法で、下地が傷んでいる状態ではできません。まずは、きちんと補修を行ってから、塗装・サイディングで仕上げる必要があります。外装補修を伴う場合は、通常の工期より日数がかかるため、早めに依頼するといいでしょう。
3.外装リフォームの方法
外装リフォームの方法・コンセプト・流れ・費用相場など詳しく解説します。
3-1.どんなコンセプトにするか決めよう
外装リフォームにも、さまざまな種類があります。まずは、どんなコンセプトにするのかじっくり考えて決めましょう。コンセプトが決まっていないと、業者との話し合いが長引くだけです。理想の外装リフォームを実現するためにも、業者からのアドバイスを含めて、何度も話し合いをして決めてください。
3-2.外装リフォームの流れ
外装リフォームを業者に依頼した場合、以下のような流れで進みます。
- 依頼者が業者に外装リフォームの相談をする
- 業者が現場視察をする
- 依頼者の希望と現場視察の結果から、改めて外装リフォームの打ち合わせをする
- 仕様決定後、業者から見積もりが出る
- 依頼者が見積もりを確認して問題なければ正式に契約
- 外装リフォーム工事が始まる
3-3.外装リフォームの施工例
外装リフォームの施工例を3つご紹介しましょう。
3-3-1.古い瓦屋根をサイディング屋根にリフォーム
従来からある瓦屋根は、丈夫な一方で、重量があるため地震などの災害時には落下のリスクがあります。現在主流になっているサイディング屋根にリフォームすることで、軽量でスマートな外観の屋根に生まれ変わりました。地震や台風などの災害時の耐性も上がるので、安心して暮らすことができます。
3-3-2.外壁塗装の塗り替えで、新築のような外見と断熱性を付加
15年以上経過した外壁塗装は、ひび割れやめくれ・汚れが目立っていました。外壁リフォームで塗り替えたことによって、雨もりの心配もなくなり、美しい外観を取り戻すことに成功したのです。また、断熱性の高い塗料を選んだことにより、冬場の暖房効率が上がって光熱費の節約にもつながっています。
3-3-3.古い外壁をサイディングで簡単にリフォーム
外壁塗装を繰り返したケースでも、サイディングを採用することで、短期間で簡単にリフォームができました。中でも、耐久性に優れたガルバリウム鋼板を採用したため、耐用年数が長く、メンテナンスが簡単な外壁を実現しています。
3-4.外装リフォームの費用相場
外装リフォームの費用相場は、以下を参考にしてください。
- 外壁リフォーム(塗装):25坪の2階建ての場合60万円程度~
- 外壁リフォーム(サイディング):25坪の2階建ての場合95万円程度~
なお、費用を低価格にするためには、安い建材や塗料を使う・工事費用の安い業者に依頼する・繁忙期を避けて工事をするなどの方法があります。しかし、安さだけで選ぶと仕上がりの満足度が下がりやすいのでおすすめできません。
3-5.外装リフォームの見積もりについて
外装リフォームを業者に依頼すると、見積もりをもらうことになります。受け取った後は、以下の項目をチェックしましょう。
- 見積もりの日付・社名・担当者の記入はあるか
- 依頼したとおりの内容になっているか
- 不明な項目で計上していないか
- 費用は予算以内か
- 予算を超える場合は正当な理由があるか
見積もりの段階で不明な点があるときは、必ず業者に確認してください。わずかな認識違いが、後日になって不満につながることがあります。
4.外装リフォームの業者選び
外装リフォームは、信頼できる業者に依頼することが大切です。業者の選び方や注意点を詳しく解説します。
4-1.外装リフォーム業者の選び方
外装リフォーム業者は、以下の条件を目安に選ぶといいでしょう。
- 外装リフォームを多数取り扱っている
- 顧客からの評判がいい
- 実例を多く見せながら提案してくれる
- スタッフの態度がよくて親切
- リーズナブルな工事費用
- 希望の工期にできるだけ合わせてくれる
- アフターフォローやメンテナンスが手厚い
なお、当藤ノ家も外装リフォームを多数手がけており、お客様からご好評をいただいています。まずは、お気軽にご相談ください。
4-2.アフターフォローやメンテナンスを重視しよう
外装リフォームを依頼するときは、アフターフォローやメンテナンスが手厚い業者を選ぶと安心です。誠実な業者であれば、トラブルが発生したときはすぐに対応してくれることでしょう。また、外装リフォームの品質を保つためには定期的にチェックし、必要に応じてメンテナンスを行う必要があります。工事後は知らんふりという業者では、後々困ることになるでしょう。
4-3.外装リフォーム業者を選ぶときの注意点
外装リフォーム業者の中には、電話勧誘や訪問を営業手段にしているところもあります。しかし、激安価格を提示してきたり無料診断と言いながら近づいてきたりする業者には注意してください。売り上げを上げるためだけにやってきて、結局高い買い物になってしまうことがよくあります。しかも、品質が悪い・アフターフォローがしっかりしていないなど、不満が残りやすいものです。外装リフォームは、信頼できる業者に依頼してください。
5.外装リフォームに関するよくある質問
最後に、外装リフォームに関するよくある質問に回答します。それぞれ参考にし、役立ててください。
Q.外装リフォームの見積もりは複数の業者に依頼できますか?
A.可能です。業者を2~3社に絞り、それぞれに見積もりをもらいましょう。見積もりをもらうときには、対応の早さや丁寧さもしっかりチェックしてください。費用の安さも大切ですが、理想の外装リフォームを実現するためにも、コミュニケーションが取りやすい業者を選ぶことも重要です。
Q.外装リフォームの後の手入れ方法は?
A.普段は、特別なことをする必要はありません。大雨の後などは、水で汚れを流しておくといいでしょう。その際、ひび割れやめくれ・色落ちなどがないかチェックするようにし、問題があるときは、早めに対応すれば長持ちします。
Q.外装リフォームに適した季節は?
A.できるだけ雨が少ない時期に行うといいでしょう。しかし、工期中1日も雨が降らないと保証できる季節はありません。梅雨など、特に雨が多い時期を除けば、いつでも好きなタイミングでリフォームを行ってください。
Q.外装リフォームの仕上がりが気に入らない場合は?
A.まずは、どこが気に入らないのかを簡単にまとめ、業者に伝えてください。業者との間で認識違いがあると、仕上がりでこんなはずではなかったということになりがちです。業者に落ち度があるのなら、やり直してもらいましょう。ただし、外装の色合いが思っていたとおりではないなど、業者の落ち度とは言えない場合は自己負担となります。
Q.外装リフォーム工事が始まった後でも変更可能ですか?
A.まずは、業者に相談してください。いずれにしても、工事を中止する必要があります。再度業者と打ち合わせをし、仕様を確定しましょう。工事が始まってからの変更は、やり直しが必要になることがあります。工期が伸びるだけでなく、費用も余分にかかることは理解しておきましょう。
まとめ
今回は、外装リフォームについて詳しく解説しました。外装は、家の印象を決定づけるだけではなく、家の強度を高める・断熱性を高めるなどの機能を付加するためにも必要です。理想の仕上がりを実現するためにも、どんな外装リフォームが適しているのか学び、信頼できる業者とよく相談して工事を進めましょう。実例をたくさん見せてもらうと、イメージしやすくなるのでおすすめです。よく分からないことは、業者に確認し、不明なまま工事を進めないようにしましょう。