子供部屋をリフォームしたい! 具体的な方法と費用などをチェック!
「子供部屋をリフォームしたいけど、どんな方法があるのか分からない」と悩んでいる方は、リフォームの目的を明確にするところから始めてください。リフォームと言っても、目的によって三者三様です。収納スペースを増やしたいのか、間仕切りを作りたいのか、部屋を追加したいのか、目的によってリフォーム方法だけでなく費用も異なります。具体的にどのような方法があるのか把握しておけば、リフォームプランを決めやすくなるでしょう。
そこで、本記事では、子供部屋のリフォーム方法や費用などを解説します。
- 子供部屋のリフォームで押さえておきたいポイント
- 子供部屋のリフォームでかかる費用
- 子供部屋のリフォーム方法を紹介!
- 子供部屋のリフォーム工事は?
- 子供部屋のリフォームに関してよくある質問
この記事を読むことで、子供部屋のリフォーム方法やポイントなどが分かります。リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.子供部屋のリフォームで押さえておきたいポイント
最初に、子供部屋のリフォームで押さえておきたいポイントをチェックしておきましょう。
1-1.中古物件の購入や子供の成長に合わせたタイミング
子供部屋のリフォームを検討するタイミングは、人それぞれです。主なタイミングとしては、中古物件の購入や子供の進学・進級など成長に合わせて考える傾向があります。新築よりも安く購入できる中古物件は部屋数が限られているため、子供の数や年齢に合わせたリフォームが必要になるでしょう。学年が上がるたびに1人部屋を用意したり、塾や習い事の資料が増え収納スペースを確保しなくてはならなかったりと成長に合わせたリフォームも考えなければなりません。
1-2.間仕切り・動線の確保
子供が成長するたびにプライバシーを尊重するため、自分の空間が確保できる間仕切りが必要になるでしょう。子供のプライバシーを守るのはもちろんのこと、家族とのコミュニケーションがスムーズにできる動線も同時に確保することがリフォームポイントの1つです。よくある失敗例が、子供に独立した部屋を与えた結果、自室にこもりがちになってしまったというケースでしょう。子供との会話が減ってしまうのはよくないので、独立したスペースはリビングなど家族共有空間の近くに設けるなど工夫が必要です。
1-3.収納スペースの確保
間仕切りや導線だけでなく、収納スペースの確保も子供部屋の大きなポイントです。子供の持ち物は成長し世界が広がるにつれ、どんどん増えていきます。そのため、リフォームの時点でこれから増える分が収納できるスペースを確保しておかなければなりません。収納スペースが足りなければ、子供部屋が散らかり放題になり、汚部屋になってしまうでしょう。
1-4.子供が独立した後のことを考える
子供部屋のリフォームは、子供のことだけでなく、独立後の使い道についても考えることが大切です。一般的に、子供部屋が必要になるのは、子供が独立して家を出るまでの10~15年といわれています。短い期間の中で成長に合わせた環境づくりはもちろんのこと、独立した後の使い道もリフォームプランに入れておくことが重要です。たとえば、夫婦の趣味部屋にしたり、物置代わりにしたりするなど、さまざまな使い道があります。
1-5.小学校低学年・高学年で注意すべき点
小学校低学年はまだまだ目が離せないので、家族の共有空間となるリビングの近くに子供部屋を設けるのが理想的です。必要に応じて、勉強机や収納が作れるようにすればなおいいでしょう。逆に、小学校高学年は子供1人1人のプライバシー確保がリフォームの大きなポイントです。壁などを作って1人部屋を確保したり、限られた空間の中でスペースを確保したりする必要があります。
2.子供部屋のリフォームでかかる費用
子供部屋のリフォームで最も気になるのが費用ですが、どのくらいかかるのでしょうか。
2-1.一戸建てとマンションの違い
一戸建ては部屋数がマンションよりも多めなので、空いている部屋や使っていない部屋を子供部屋に割り当てることができます。また、将来、子供が増えることを見据えて、間仕切りを使い2部屋に分割することもできるでしょう。マンションよりもリフォームの自由度が高くなるため、費用も10万~100万円と幅広いのが特徴です。
一方、マンションの場合は部屋数に頭を抱えるケースが多いでしょう。部屋数が限られているため、すでにある部屋に間仕切りで分割し子供部屋を作る方法があります。一戸建てよりも費用は抑えられ、およそ10万~50万円が目安です。しかし、間仕切りに使う材料や壁紙の必要量などで費用が大きく異なるため、一戸建てよりも高くなる可能性もあるでしょう。
2-2.費用が高くなるケース
子供部屋のリフォームで費用が高くなるのは、ロフトを作るケースです。ロフトは無駄な空間を減らしたい場合に有効で、ロフトをベッド代わりにするなど高さが活用できます。しかし、ロフトの設置は大がかりなリフォームになるため、材料費・工事費を含めて最低でも50万円は必要になるでしょう。面責が広くなるほど工事費がかかり、電気工事や内装工事が必要になれば200万円ほど必要になることもあります。
2-3.費用が抑えられるケース
部屋に間仕切りを作ったり、壁を新しく設置したりするケースは、比較的費用を安く抑えることができます。ただし、単に壁を設置する方法と可動式にする方法では費用が大幅に違うので注意が必要です。単に壁を新設する場合は約10万円で済みますが、可動式壁にすると約50万円になります。つまり、使用する材料や素材によって、費用が大きく変わるのです。なるべく費用を抑えたい方は、予算内で理想的な子供部屋にできる素材を選択する必要があります。
3.子供部屋のリフォーム方法を紹介!
それでは、主な子供部屋のリフォーム方法をチェックしていきましょう。
3-1.壁面全体を収納スペースにする
もともと子供部屋が狭いと、収納スペースに頭を抱えがちです。そんなときは、壁面全体を収納スペースにするリフォームをおすすめします。たとえば、約4畳の子供部屋の壁面全体に収納家具を設置する方法などです。壁面を使うことで狭い空間でも十分な収納スペースが確保できます。本・小物類だけでなく、テレビ・パソコンなどオーディオ機器もスッキリ収納できるでしょう。
3-2.間仕切りを作る
子供の成長に合わせたリフォームを考えている方は、間仕切りの設置がベストでしょう。間仕切りの設置は、子供部屋のリフォームでもよく採用されるプランです。固定された壁を取り払い、間仕切りを設けることで子供が成長した頃には1部屋を2部屋にすることができます。可動式壁なら、必要なときに1部屋にすることもできるでしょう。どうすれば子供のプライバシーが確保され、落ち着いた環境で過ごせるのか考えてみてください。
3-3.快適・機能・遮音性を踏まえた床材に変える
幼い子供はジッとすることができず、あちこち走りまわるので足音など生活音が近隣迷惑になることがあります。特に、マンションの場合は下の階に住んでいる人から苦情がくることもあるでしょう。生活音を抑えたいときは、快適・機能・遮音性の3つに注目した床材にリフォームしてください。たとえば、子供の足に負担がかからないクッションフロア・生活音が響きにくい遮音フローリングなどがあります。
3-4.入れ違い2段ベッドで収納も部屋数も確保できる
収納量と子供部屋数を同時に増やしたいケースにベストなリフォームが、入れ違い2段ベッドを設ける方法です。入れ違い2段ベッドとは、寝るスペースが上下左右に分かれているベッドを指しています。子供部屋の大半を占めているベッドのスペースが空き、空間を有効活用できるリフォームといえるでしょう。予算の問題でロフトの設置ができない方におすすめです。
4.子供部屋のリフォーム工事は?
では、子供部屋のリフォーム工事にかかる日数や流れなどを解説します。業者選びで悩んでいる方もポイントを押さえておけば、安心できる業者へお願いできるでしょう。
4-1.工事の流れ・日数をチェック!
リフォーム工事の主な流れは以下のとおりです。
- ホームページまたは電話で無料見積もり・無料相談を依頼する
- スタッフによる現場確認の上、具体的なリフォームプランを立てる
- 打ち合わせを重ねた後、見積書を確認し契約する
- リフォームを行う場所にあるものをすべて運搬する
- 工事開始→完成後、業者スタッフと一緒に最終確認する
具体的な流れはリフォームの内容によって異なります。目安となる工期は、約1週間です。ただし、アコーディオンカーテンやパネルドアの設置だけなら半日~1日で済みます。逆に、壁を取り払ったり、可動式壁やロフトを作ったりする場合は、5日間~1週間は見積もったほうがいいでしょう。
4-2.業者選びのポイント
リフォームは手抜きしやすい工事といわれているため、業者選びが大きなカギとなります。実際、悪徳業者に引っかかり、高額な費用を支払ったにも関わらず理想的な子供部屋にならなかったというトラブルが起きているのです。優良業者と悪徳業者を見極めるため、以下のポイントに注目してください。
- リフォーム実績が豊富か
- さまざまなリフォーム案件を扱っているか
- 無料相談や無料見積もりを受けつけているか
- 実際に手がけたリフォーム事例がホームページに記載されているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 要望を聞き入れた上でベストなプランを提案してくれるか
- 見積書の内容が細かく記載されているか
- どのような質問にも丁寧に答えてくれるか
- 口コミや評判がいいか
低コストで安心&安全なリフォームを心がけている藤ノ家では、無料リフォーム相談を受けつけています。さまざまなリフォームを手がけてきた実績のあるスタッフが対応しているので、ぜひ1度ご相談ください。
4-3.リフォーム成功の秘訣は業者との打ち合わせ
子供部屋のリフォームでよくある失敗が、「理想とは違った」というケースです。理想と違う仕上がりになった原因には、打ち合わせで業者との意思疎通がうまくできなかったことにあります。自分たちの要望をそのまま受け入れる業者がいいように感じますが、それでは理想どおりになりません。要望を聞き入れつつも、ベストプランを提案してくれる業者を選択してください。また、打ち合わせで感じた疑問や問題点は、そのときに解消しておきましょう。
5.子供部屋のリフォームに関してよくある質問
子供部屋のリフォームに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.子供と家族のコミュニケーションを確保する動線は?
A.学習や遊びにも使えるスペースや勉強スペースを、リビング内に作ることです。高学年になると1人部屋を作ることになるので必要なくなるかもしれませんが、低学年のうちはリビングで勉強できる空間にしたほうが家族とのコミュニケーションも取りやすくなります。また、子供が必ずリビングを通ってから自室へ向かう動線を作ると、高学年になってもコミュニケーションが取りやすくなるのでおすすめです。
Q.マンションでリフォームを行う際の注意点は?
A.マンションはあくまで管理人や管理会社の所有物となるため、必ず規約に沿ったリフォームでなければなりません。規約に違反するようなリフォームを勝手に始めると、トラブルの原因になります。リフォームを始める前に、管理会社や管理人に一言伝えてください。その際に、どこからどこまでならリフォームできるのか規約を確認しておくといいでしょう。
Q.和室から洋室の子供部屋へリフォームする際の費用はいくら?
A.和室を子供部屋にする場合、フローリングといった洋室に変更するケースがほとんどです。和室から洋室にリフォームする際は、床材・壁紙・建具などの費用がかかるため、30万~50万円はかかるでしょう。部屋の収納スペースが少ないときは作りつけの収納も作る必要があり、さらに費用がかかる可能性があります。
Q.収納スペースを作る際のポイントは?
A.なるべく、収納は固定せずに年齢に合わせて変化させられるものにすることが大切です。小さい頃は畳んで収納できるものがほとんどですが、成長するとハンガーにかけて収納する衣類が増えるでしょう。年齢によって収納方法が変えられるような、自分で分解したり組み合わせられたりする収納家具を選んでください。
Q.注意しておきたいリフォーム業者の特徴は?
A.すぐに契約しようとする業者です。「今だけ費用がお得になります」「今すぐにリフォームしたほうがいいです」など、早急に契約を迫る業者は悪徳業者の可能性が高いので注意してください。また、親身になって話を聞かなかったり、大ざっぱな見積書を出してきたりする業者にも要注意です。
まとめ
子供部屋のリフォーム方法は、どのような部屋にしたいのか目的によって異なります。それぞれ予算もあるので、目的に見合ったリフォームプランかつ予算内で工事ができるのか、リフォーム業者との話し合いが重要になるでしょう。リフォームを依頼する際は、できるだけ実績のある業者へお願いしてください。リフォームの実績が豊富な業者なら、要望を聞き入れつつ、ベストなプランを提案してくれます。