外壁塗装に用いる塗料の選び方を紹介! 注目ポイントはココ!

「外壁塗装の塗り直しをすすめられたが、どの塗料を選べばいいか迷っている」という人はいませんか? 外壁塗装に使われる塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ値段や耐用年数が異なります。また、家が建っている場所によっても適切な塗料が違ってくるでしょう。

今回は、外壁塗装に使われる塗料の種類や選び方を紹介します。

  1. 外壁塗装の種類について
  2. 外壁塗料の選び方
  3. 外壁塗装の塗り替えを依頼する業者の選び方
  4. 外壁塗装の選び方に関するよくある質問

この記事を読めば、外壁塗装を依頼する業者の選び方も分かるでしょう。外壁塗装の塗り直しを考えている人は、ぜひ読んでみてください。

1.外壁塗装の種類について

はじめに、外壁塗装の種類や現在の人気の塗料について紹介します。

1-1.外壁塗装に使われる塗料の種類と耐久年数

現在、外壁塗装に使われている塗料の種類は以下のようなものです。

  • アクリル塗料:5~7年(現在、外壁に使われることはまれ)
  • ウレタン塗料;8~10年(現在、外壁に使われることはまれ)
  • シリコン塗料:10~15年
  • ラジカル制御型塗料(ハイブリッド塗料):12~15年
  • 無機塗料:20~25年
  • フッ素塗料:15~20年
  • 光触媒塗料:15~20年

1-2.耐久性が高い塗料の方が1㎡当たりの値段が高い

外壁塗装に使われる塗料は、耐久性が高いものの方が1㎡あたりの値段が高くなっています。たとえば、アクリル塗料は1㎡あたり1,400円前後が相場などに対し、最も耐久性が高い無機塗料は、5,000円前後が相場です。しかし、耐久性が高ければそれだけ塗り直しの頻度も少なくて済むので、長い目で見ればお得でしょう。ただし、この耐久年数はあくまでも目安であり、家が建っている環境しだいで長くなることもあれば、短くなるところもあります。

1-3.特殊な効果がついた塗料もある

塗料の中には、以下のような特殊な機能を持つ塗料もあります。

  • 防汚性:外壁に汚れがつきにくくなる
  • 防カビ性:カビが生えにくくなる
  • 断熱性
  • 防水性
  • 多彩模様塗料:素材の感じまで出すことができる

1-4.一番人気はシリコン塗料

現在、最も人気のある塗料はシリコンです。1㎡あたりの値段が2,500円~3,000円前後が相場で、塗料の種類も豊富となっています。今まで、アクリル塗料やウレタン塗料だったという人は、シリコン塗料を選んでもいいでしょう。

2.外壁塗料の選び方

この項では、外壁塗料の選び方を解説します。

2-1.費用と耐用年数のバランスで選ぶ

前述したように、外壁塗料は耐久性が高いものほど1㎡の価格が高くなります。また、家が大きいほど外壁も広くなるので、塗料の使用量も増えるでしょう。ですから、予算と耐用年数のバランスを考えて塗料を選ぶのがおすすめです。1㎡あたりの費用は安くても、耐久性が低ければ頻繁に塗り直しをしなければならず、かえって費用がかかります。

2-2.水性か油性かで選ぶ

塗料は、水で揮発する水性塗料と有機溶剤で揮発する油性塗料があります。かつては、油性塗料の方が耐久性が高かったのですが、技術の進歩によって現在は差がほとんどありません。水性塗料と油性塗料の最も大きな違いは臭いです。油性塗料は有機溶剤の独特な臭いがするので、それが苦手な人は水性塗料を選びましょう。

2-3.塗料の性能やメーカーで選ぶ

前述したように、防汚性や断熱性を備えている塗料もあります。このような塗料を使えば、家がより快適になったりお手入れが楽になったりするでしょう。また、塗料メーカーは、関西ペイントや日本ペイントなどが有名です。「有名メーカー製の塗料のほうが安心できる」という場合は、メーカーで塗料を選んでもいいでしょう。ただし、知名度が低いメーカーの製品でも高性能なものはたくさんあります。業者ともよく相談して選びましょう。

2-4.デザイン性で選ぶ

塗料の中には、石彫模様(石のような質感の模様)をつけることができるものもあります。また、塗料の種類によって選べる色が違うので、「どうしてもこの色で塗りたい」とこだわりがある人は、色で塗料を選んでもいいでしょう。

2-5.外壁との相性で選ぶ

外壁には、モルタルやサイディングなどがあります。外壁素材との相性で塗料を選んでもいいでしょう。たとえば、モルタルならば膨張と収縮をくり返すことで、ひび割れが起こりやすくなるので防水機能をもつ塗料がおすすめです。また、レンガ模様のサイディングなど、模様を活用して塗り替えたい場合は、クリア効果のある塗料を選びましょう。

3.外壁塗装の塗り替えを依頼する業者の選び方

この項では、外壁塗料の塗り替えをしてくれる業者の選び方や、外壁塗装をする際の注意点を紹介します。

3-1.外壁塗装を塗り替える目安

外壁塗装の寿命は塗料の種類と、以下のような症状を目安に判断しましょう。

  • 外壁にコケやカビが生えている
  • 外壁塗装がひび割れている
  • 外壁を触ると白い粉がつく(チョーキング)

これらの症状が出たら、塗り替え時期だと考えましょう。

3-2.塗料によっては業者選びを慎重に行う

外壁塗料は塗り方が決まっており、それ以外の塗り方では効果が発揮できないものもあります。そのため、塗料によってはメーカーが講習を開き、塗り方を教えることも珍しくありません。ですから、塗料によっては扱っている業者が限られていることもあります。どうしても使いたい塗料がある場合、それを確実に扱っている業者を探しましょう。

3-3.業者は実績で選ぶ

外壁塗装を請け負う業者は多く、費用の安さをウリにしている業者もたくさんあります。ただし、使用する塗料の量を減らすことで、費用を安くしている業者もあるので注意しましょう。塗料が少なければ耐久性が落ちるだけでなく、塗料がもつ性能を発揮できないこともあります。業者は実績や、長期間の口コミで選びましょう。また、アフターケアが手厚い業者もおすすめです。業者をピックアップしたら、見積もりを作成してもらって比較してみましょう。見積もりが丁寧で分かりやすく作ってあり、施主の質問に丁寧に答えてくれる会社は信用できます。

4.外壁塗装の選び方に関するよくある質問

この項では、外壁塗装の選び方に関するよくある質問を紹介します。

Q.外壁塗装は自分では行えないでしょうか?
A.はい。外壁塗装は塗料を一定の厚みで塗らなければならず、塗装前に外壁の洗浄や修理も必要です。業者に任せましょう。

Q.外壁塗装を安く行う方法はありますか?
A.業者によっては、足場を組まずに塗装を行うことで外壁塗装の費用を安く抑えているところもあるので、利用してみてもいいでしょう。

Q.外壁塗装はどのくらいの期間が必要ですか?
A.通常の一戸建てで1週間程度と考えましょう。

Q.屋根の塗り替えと一緒に外壁塗装をすればお得と聞きました。
A.はい。別々に行うよりもお得なケースが多いでしょう。

Q.外壁塗装は高価な塗料を使うほど長持ちしますか?
A.その可能性もありますが、家が建っている環境によっては耐久性が下がることもあるでしょう。

まとめ

今回は、外壁塗装に用いる塗料の選び方や注意点などを紹介しました。外壁塗装に用いる塗料はたくさんあり、迷ってしまうことも多いでしょう。その場合は、地域で最も使われている塗料を業者に理由と共に聞いてみましょう。家が建っている場所の環境に合っていることもあります。

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