トイレリフォームで失敗しないための3つの注意点! 失敗例や業者選びのコツも!
「トイレをリフォームする際の注意点を知りたい」という人は多いでしょう。「トイレの不具合が多くなってきた」「古いので新しくしたい」など、トイレのリフォームを検討する理由はさまざまです。
トイレをリフォームすると見た目も使い勝手もよくなるので気分も一新できます。しかし、失敗が多いのもトイレリフォームの特徴です。失敗なくトイレリフォームに成功するためには、どうしたらよいのでしょうか。
この記事では、トイレリフォームの方法や失敗例などを詳しくご紹介します。
- トイレをリフォームするメリット
- トイレリフォームの方法を紹介
- トイレリフォームの失敗例は?
- トイレリフォームに失敗しないための注意点3つ
- リフォーム業者を選ぶ際のポイント
- トイレのリフォームに関するよくある質問
この記事を読むことで、トイレリフォームの費用相場や業者を選ぶ際の注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.トイレをリフォームするメリット
まずは、トイレをリフォームすることにはどのようなメリットがあるのかをご紹介しましょう。
1-1.見た目と使い勝手がよくなる
年月がたつとトイレは古くなり、汚れが蓄積されて掃除しても落ちなくなります。見た目が悪いと快適なトイレタイムを過ごすことはできません。来客時にもトイレを貸すことに抵抗を感じるようになりますよね。また、古いトイレは不具合も発生しやすく、「すぐ詰まってしまう」「便座が暖かくならない」など、使い勝手の悪さを感じることもあるでしょう。リフォームすることで、そういった見た目と使い勝手の問題を解決できるはずです。
1-2.掃除がしやすくなる
リフォームすることで掃除がしやすくなるというメリットもあります。最新のトイレは便器のフチ裏に凹凸がないものやタンクレスタイプなど、掃除がしやすい形状のものが多いのです。また、汚れがつきにくいように表面が加工されているものや、自動洗浄機能が搭載されたものなどを選べば今までより掃除が何倍も楽になるでしょう。
1-3.節約効果がある
最新型のトイレは省エネに特化したものが多く、水道代や電気代の節約効果があります。10年以上前のトイレに比べると使用する水や電気の量を大幅に抑えることができるため、月々の光熱費が大きく変わるでしょう。
2.トイレリフォームの方法を紹介
トイレのリフォーム方法にはどのようなものがあるのかをご紹介しましょう。
2-1.便座の交換:10万円以下
便座を交換するリフォームにかかる費用は、どのような機能がついた便座を選ぶかで変わってきます。暖房便座や温水洗浄便座は4万~7万円前後が相場ですが、グレードの高いものだと本体費用だけで20万円以上するものもあるのです。本体価格のほかに、既存便座の取り外し費用や配管工事費用・廃材処分費用などがかかります。
2-2.トイレ全体を新しくする:10万~20万円
古くなったトイレを全体的に新しくリフォームする場合は、10万~20万円が相場です。トイレ本体のほかに内装工事が必要になるため、工期も1~2日ほどかかります。手洗い器を新設する場合はそのグレードによって費用も高額になるでしょう。
2-3.和式トイレから洋式トイレに変更:20万~50万円
和式トイレから洋式トイレに変更するリフォームには、20万~50万円ほどかかります。配管や電線の取り換え工事が必要になる場合が多いため、費用が高額になりがちなのです。和式トイレに段差があった場合は、段差解消のために2万円ほど追加費用がかかります。
2-4.トイレの位置を変更する:50万円以上
トイレの位置を変更するリフォームには排水管工事が必用になるため、50万円以上の費用がかかります。既存のトイレから距離が遠くなるほど工事費用は高額になるため、業者とよく相談しながら計画を立てていくとよいでしょう。
3.トイレリフォームの失敗例は?
トイレのリフォームでよくある失敗例をご紹介しましょう。
3-1.トイレに向かない床材を選んでしまった
トイレのリフォームで特に多いのが、床材選びの失敗です。廊下の床材に合わせて無垢(むく)材や複合フローリングを選ぶ人も多いでしょう。雰囲気のある木材なのでおしゃれなトイレに仕上げることができます。しかし、こうした木材の床は水に弱く、洗剤を使って掃除すると腐食や変色の原因になるのです。リフォーム後1年もたたずに床が黒ずんでしまい、後悔した例も少なくありません。
3-2.トイレが狭くて使いにくくなった
今までより大きめの便器を選んでしまい、トイレ内が狭くて使いにくくなったという失敗例もあります。「便器周りのスペースが狭すぎて掃除がしにくい」「座ると壁が近くて圧迫感がある」など、不自由さを感じることもあるでしょう。
3-3.扉の開閉がしにくくなった
トイレの扉を内開きに変更したら開閉しにくくなったというケースもあります。「体をねじらなければ出入りできない」「スリッパを置くと開閉の邪魔になる」という問題が発生してしまうのです。廊下のスペースに余裕がないときは引き戸にするとよいでしょう。
4.トイレリフォームに失敗しないための注意点3つ
トイレリフォームに失敗しないために知っておきたい注意点をまとめました。
4-1.動作のしやすさや広さを意識する
トイレをリフォームする際、見た目や機能を重視する人は多いでしょう。しかし、動作のしやすさや広さも意識してリフォームを計画しなければなりません。動作の妨げになる作りになっていないか・狭すぎて圧迫感が出ないかなど、しっかり考えることをおすすめします。
4-2.先のことを考えて決める
トイレのリフォームは頻繁に行うものではないため、先のことを考えてリフォーム内容を決めることが大切です。10年後、20年後の自分たちがどのような暮らしをしているのか想像した上で、必要なリフォームを行いましょう。「年を取るとこのデザインに抵抗を感じる可能性がある」「足腰が不自由になっている可能性もあるので手すりが必要」など、具体的に考えてみてください。
4-3.リフォーム業者を比較して選ぶ
トイレのリフォーム工事を依頼できる業者は数多くあります。事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、内容を比較してみましょう。大まかな相場を把握しておくのは大切なことです。また、費用面だけでなく対応の仕方やサービス内容なども比較しておくとよいでしょう。
5.リフォーム業者を選ぶ際のポイント
リフォーム業者を選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介します。
5-1.豊富な実績があるか
まずは、業者の実績を確認しておきましょう。十分な実績がある業者には知識と技術力を持つ職人が在籍していることが多く、信頼度も高くなります。過去の施工例をホームページに掲載している業者もあるのでチェックしてみるとよいでしょう。
5-2.見積書の内容は明確か
見積書の内容も細かくチェックしてください。何にいくらかかっているのか、工事の詳細が記載されているかどうかを確認しましょう。「工事費用一式」というようにひとまとめにし、詳細を記載していない見積書には要注意です。明確な見積書を提示せず、高額な追加料金を請求してくる例も多くなっています。
5-3.保証やアフターサービスは充実しているか
保証やアフターサービスの内容も確認しましょう。万が一、リフォーム後にトラブルが発生した場合にどのように対応してくれるのかは重要なポイントです。土日や夜間でも対応してくれるのか・保証期間はどのくらいなのかなどもチェックしておいてください。
6.トイレのリフォームに関するよくある質問
「トイレをリフォームしたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。
Q.トイレのリフォームが補助金の対象になることはあるのでしょうか?
A.はい。バリアフリーリフォームや省エネリフォームなど、国や自治体の補助金が使える場合もあります。
Q.トイレの床材でおすすめなのは何でしょうか?
A.クッションフロアやタイル・フロアタイルなどがおすすめです。
Q.便器のタイプを選ぶ際のポイントを教えてください。
A.コストはもちろんのこと、デザインで選ぶことも重要になるでしょう。おしゃれなトイレにしたいならタンク付きの一体型タイプ、コンパクトさを重視するならタンクレスタイプがおすすめです。
Q.人気のトイレメーカーを教えてください。
A.TOTOやリクシル・パナソニック・タカラスタンダードなどが人気です。
Q.注意が必要なリフォーム業者の特徴は何でしょうか?
A.突然訪問してきて強引にリフォームをすすめてくるような業者は要注意です。また、相場よりはるかに安い金額を提示してくる業者にも気をつけたほうがよいでしょう。
まとめ
トイレをリフォームする方法やリフォームの失敗例などを詳しくご紹介しました。トイレをリフォームする際は、失敗して後悔しないように十分注意が必要です。業者の選び方もリフォームの成功につながる重要なポイントなので慎重に行いましょう。ぜひこの記事を参考に、満足できるトイレリフォームをしてください。