下地補修の種類を紹介！ 外壁塗装における重要性や業者の選び方は？
「下地補修の種類について知りたい」「下地補修を依頼するにはどうすればよいのか？」とお困りではありませんか？ 外壁塗装を行う前には下地補修工事が必要になります。下地補修工事の工法にはいくつか種類があるため、詳しく理解した上で業者へ依頼するのがおすすめです。
この記事では、下地補修の重要性や種類・業者への依頼方法などを詳しくご紹介しましょう。
- 下地補修はなぜ重要なのか？
- 下地補修の種類を紹介
- 下地補修を依頼するには？
- 下地補修に関するよくある質問
この記事を読むことで、下地補修が必要な外壁の劣化状況や、補修工事の依頼先を選ぶポイントなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1．下地補修はなぜ重要なのか？
まずは、下地補修の重要性について解説しましょう。
1-1．外壁塗装の最も重要な工程
下地補修とは外壁の補修や補強を行うことをいい、外壁塗装における最重要工程です。ひび割れや爆裂などの劣化が起きている場所に塗装をしても、仕上がりはきれいになりません。塗装後すぐに塗料が剝がれてきてしまうこともあるでしょう。塗装前に劣化を補修して下地をきれいにすることは、外壁塗装の仕上がりをよくするために欠かすことのできない作業なのです。
1-2．外壁の劣化を放置すると重大な事故が起こる可能性も
下地補修は外壁塗装の仕上がりをきれいにすることだけが目的ではありません。外壁の劣化を放置することで起こる事故を防ぐことにもつながるのです。外壁の劣化が進むとコンクリート片が落下する可能性もあるでしょう。下にいた人に当たれば命に関わる事態になり得ます。そういった事故を予防するためにも、下地補修が必要になるのです。
1-3．下地補修が必要か見極めるポイントは？
下地補修が必要になるのは、外壁に以下のような症状があるときです。
- ひび割れ
- 鉄筋の爆裂
- 塗膜の浮き
- 欠損
- タイルの剝がれ
2．下地補修の種類を紹介
下地補修の工法にはどのような種類があるのかをご紹介しましょう。
2-1．Uカット
外壁に発生したひび割れ部分をU字型にカットし、内部を掃除してからシーリング材で密閉する工法です。乾燥したら平らに調節して完了となります。幅1mm以上の大きなひび割れに対して行われることが多くなっていますが、業者によっては0.3mm以上のひび割れに使うこともあるでしょう。
2-2．フィーラー刷り込み
ヘアークラックと呼ばれる細いひび割れには、フィーラー刷り込みが最適です。Uカットせずにシーリング材を注入して補修する工法となっています。シーリング材がクッション代わりになり、大きなひび割れが発生するのを防ぐことが可能です。
2-3．モルタル補修
モルタルがはがれている場合に行われるのが、モルタルの塗り直しです。モルタルと躯体の間にエポキシ樹脂を注入することで密着度を高めることもあります。モルタルの状態によってはエポキシ樹脂の注入が必要ない場合もあるため、確認が必要です。
2-4．爆裂補修
鉄筋が爆裂を起こしている場合は、露出している鉄筋のサビを取り除いてから中に埋め戻す補修作業が行われます。爆裂が起きているときは雨水などが内部の躯体に浸入している可能性が高いため、早急な対処が必要です。
3．下地補修を依頼するには？
下地補修を依頼する業者の選び方や依頼までの流れなどをまとめました。
3-1．安心して依頼できる業者選びを
下地補修を依頼する業者は、以下のポイントを参考にして選ぶとよいでしょう。
- 豊富な実績があるか
- 無料見積もりを受け付けているか
- 見積書に詳細が記載されているか
- 質問に対して的確な回答をしてくれるか
- 過去の施工例を見せてくれるか
- 保証やアフターフォローの内容は充実しているか
3-2．まずは無料相談・無料見積もりを依頼する
業者に依頼する際は、まず無料相談や無料見積もりを依頼しましょう。ホームページの専用フォームから申し込み可能な業者も多いのでチェックしてみてください。その後、現地で正式な見積もりをとってもらい、工事日時を決定するという流れが一般的です。
4．下地補修に関するよくある質問
「下地補修について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q．下地補修は外壁塗装の仕上がりにどの程度影響するのでしょうか？
A．50～60％は影響するといわれています。外壁塗装の仕上がりは下地補修の質に大きく左右されるというわけです。
Q．下地補修は外壁塗装工事のどの段階で行うものなのでしょうか？
A．高圧洗浄で外壁の汚れを落とした後、下地補修を行います。その後、養生して塗装という流れです。
Q．下地補修にかかる費用はどのくらいでしょうか？
A．劣化の程度にもよりますが、一般的には500～600円/㎡といわれています。
Q．下地補修が不十分だと塗装が長持ちしないのでしょうか？
A．その可能性は高いです。下地補修が不十分だった場合、塗装してから1年もせずに色あせや剝がれが発生した例もあります。
Q．悪質な施工業者に多い手口を教えてください。
A．突然訪問してきて強引に契約を迫る・極端に安い金額を提示してくるなどの手口が多くなっています。
まとめ
下地補修の重要性や種類・業者への依頼方法などを詳しくご紹介しました。下地補修は外壁塗装において大変重要な工程の一つです。具体的にどのような工法があるのか知っておくと安心でしょう。ぜひこの記事を参考に、下地補修の大切さを確認してください。
