断熱塗装の効果を詳しく知りたい! 主な種類や気になる補助金も解説!

「断熱塗装を行いたいけど、具体的にどんな効果があるのだろう」「断熱塗装を行うときの注意点を詳しく知りたい」とお考えではないでしょうか?

最近では、省エネリフォームの一つとして屋根や外壁に断熱塗装を行うケースが増えています。しかし、実際にどんな効果が期待できるのか、どんなポイントに注意して依頼すればよいのかなど、よく分からないこともあるでしょう。それに、公的な補助金や助成金が使えるかどうかも気になるところですよね。

そこで今回は、断熱塗装の効果について詳しく解説します。

  1. 断熱塗料にはどんな種類がある?
  2. 断熱塗装によって得られる効果は?
  3. 断熱塗装を考えるときの注意点
  4. 断熱塗装に使える助成金や補助金は?
  5. 断熱塗装の効果に関するよくある質問

この記事を読むことで、断熱塗装で期待できる効果や注意点などがよく分かります。断熱塗装をお考えの方は、最後まで記事を読んでみてください。

1.断熱塗料にはどんな種類がある?

最初に、断熱塗料の主な種類について詳しく見ていきましょう。

1-1.ガイナ

ガイナは、JAXAが開発した断熱技術を応用した断熱塗料で、日進産業が販売しています。特殊セラミックビーズとアクリルシリコン樹脂が主な成分で、断熱性と耐久性に優れており、カラーバリエーションが豊富なことが大きな特徴です。また、高い耐紫外線性があり、建物の美観を長く維持することができます。ガイナの耐用年数は、15年程度です。

1-2.クールサーム

クールサームは、大高商会が販売している断熱塗料です。NASAが開発した断熱技術を応用し、4種類の特殊セラミックによって太陽熱を反射・放射することにより、高い遮熱性能を誇ります。屋根や外壁が汚れても遮熱性能が落ちにくく、屋内で快適に過ごすことが可能です。クールサームの耐用年数は、10年程度になります。

1-3.キルコート

キルコートは、キルコート・ジャパンが販売している断熱塗料です。キルコートは、アクリル・エマルジョンに中空ビーズをブレンドすることによって優れた断熱性能を持つほかにも、伸縮性が高い、密着性が高いなどの特徴があります。そのため、塗膜が剝がれにくい、外壁の細かなひび割れをカバーできるなどのメリットです。キルコートの耐用年数は、15年程度になります。

2.断熱塗装によって得られる効果は?

断熱塗装を行うと、さまざまな効果を得ることができます。

2-1.保温・遮熱効果

断熱塗装を行うと、保温・遮熱効果が得られます。断熱塗料の効果により、屋内が外気温の影響を受けにくくなるからです。たとえば、真夏や真冬でも屋内が外気温の影響を受けにくいため、快適に過ごすことができます。また、熱中症やヒートショックの予防にもつながり、健康的に暮らすことが可能です。

2-2.結露防止効果

断熱塗装を行うことで、結露防止効果も期待できます。断熱塗装を行うことで、屋外と屋内の温度差が小さくなり、結露が発生しづらくなるからです。また、屋内の湿度が高くなりづらくなるため、カビ予防効果も期待できます。冬場の結露でお悩みの場合は、建物の断熱塗装を検討するとよいでしょう。

2-3.光熱費の削減効果

断熱塗装で期待できる効果として、光熱費の削減効果も挙げられます。断熱塗料の遮熱・保温効果により屋内が外気温の影響を受けにくいため、冷暖房効率が高まるからです。特に、電気代が高騰しやすい夏場や冬場においては、助かることでしょう。また、冷暖房機器へ過度に負担をかけずに済むため、長持ちしやすいというメリットもあります。

2-4.防音効果

断熱塗装には、防音効果も期待できます。断熱塗装は一般的な塗装よりも塗膜が厚くなるため、屋外の騒音が屋内に届きにくくなるからです。屋根や外壁を断熱塗装することで、雨音や屋外の話し声・車の騒音を軽減できます。騒音が苦手な人や乳幼児がいる家庭などには、特にうれしい効果といえるでしょう。

2-5.建物の延命効果

建物の延命効果も、断熱塗装による効果の一つです。断熱塗装は耐久性や耐紫外線性能が高く、屋根材や外壁材などの劣化を防ぐことができます。そのため、建物の延命効果が期待できるのです。大切な建物を長く良好な状態に保つためにも、断熱塗装を検討する意味があるといえます。

3.断熱塗装を考えるときの注意点

断熱塗装を考えるときには、いくつか注意すべき点があります。

3-1.信頼できる業者に依頼する

断熱塗装で満足度の高い仕上がりにするためにも、以下のポイント参考に信頼できる業者を選んで依頼することが大切です。

  • 断熱塗装で豊富な実績がある
  • 丁寧な作業や高品質な仕上がりで定評がある
  • 助成金や補助金の申請に詳しい
  • 現場視察や見積もりは無料
  • 分かりやすくてリーズナブルな料金システム
  • 希望の工期に合わせてもらえる
  • スタッフの感じがよく顧客からの評判もよい
  • 保証やアフターサービスが充実している

なお、当藤ノ家でも、断熱塗装で豊富な実績があり、おかげさまで大変ご好評をいただいています。まずは、お気軽にお問い合わせください。

3-2.断熱塗装のコストパフォーマンスをチェックする

断熱塗装を行う前に、コストパフォーマンスをチェックしておくこともポイントです。断熱塗装は一般的な塗装と比較して費用が高くなることから、慎重に検討する必要があります。特に、光熱費の削減を主な目的としている場合、何年程度で初期費用を回収できるかチェックしてみるとよいでしょう。たとえば、すぐに解体する予定の建物に断熱塗装を行っても、初期費用を十分に回収することができないので注意してください。

3-3.断熱塗装のメリットを実感できないケースもある

建物の条件によっては、断熱塗装のメリットを実感できないケースもあります。たとえば、古い日本家屋で、ドアや窓枠にすき間がある場合などは、屋根や外壁に断熱塗装を行っても、十分に効果を実感できないことがあるでしょう。また、断熱材を十分に使用していない、断熱材が劣化して機能していないといった場合も同様です。断熱塗装で十分な効果を得られるかどうか確認するには、信頼できる業者に現場視察を依頼することをおすすめします。

4.断熱塗装に使える助成金や補助金は?

断熱塗装に使える助成金や補助金にはどんなものがあるか、詳しく見ていきましょう。

4-1.こどもエコ住まい支援事業

断熱塗装を行う場合、国土交通省のこどもエコ住まい支援事業により補助金を受けられることがあります。こどもエコ住まい支援事業とは、高い省エネ性能がある住宅の新築および省エネリフォームに対する補助金です。省エネリフォームについては、子育て世帯や若者夫婦世帯でなくても、申請することができます。条件を満たす場合、5~60万円の補助金を受けることが可能です。より詳しい内容は、国土交通省のこどもエコ住まい支援事業の特設サイトをご覧ください。

4-2.住宅改善工事助成事業

お住まいの自治体でも、住宅改善工事助成事業によって断熱塗装で補助金を受けることができます。補助金を受ける条件に合う場合は、申請してみるとよいでしょう。なお、補助金を受ける条件は、自治体ごとに異なります。より詳しい内容は、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」で確認してみてください。

5.断熱塗装の効果に関するよくある質問

最後に、断熱塗装に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.断熱塗装は何年ごとにやり直すべきか?
A.特に決まりはありませんが、10~15年程度を目安にしてやり直しを考えるとよいでしょう。また、以下のようなケースも断熱塗装のやり直しをおすすめします。

  • 色あせが気になる
  • 表面にひび割れが見られる
  • 雨漏りが見られる

Q.断熱塗装と同時に行うとよいリフォームは?
A.より効果を高めるためにも、断熱窓への交換リフォームを同時に検討してみるとよいでしょう。断熱窓への交換リフォームを行うことで、屋内が外気温による影響をより受けにくくなるからです。

Q.断熱塗装の仕上がりの色合いが気に入らないのですが?
A.業者が色指定を間違えたなど、明らかに業者の落ち度によるものであれば、無料でやり直してもらえるでしょう。ただし、単に仕上がりの色合いが気に入らない場合は、依頼者都合のやり直しとなるため、塗装費用を自己負担することになります。

Q.高価な断熱塗料を使用したほうが高い効果を実感できる?
A.一概にはいえません。断熱塗料の価格と効果の高さは、必ず比例するわけではないからです。また、同じ塗料であっても業者が異なると価格も異なるため、単に高価であることで判断できないといえます。

Q.断熱塗装で補助金を受けるための注意点は?
A.まずは、申請期間内に手続きすることが大切です。また、多くの場合で、着工前の申請が必要となるでしょう。なお、補助金の予算上限に達すると申請期間内でも早期終了することがあるため、早めに手続きするようにしてください。

まとめ

今回は、断熱塗装の効果について詳しく解説しました。屋根や外壁に断熱塗装を行うことで、遮熱・保温や結露防止など、さまざまな効果が期待できます。なお、断熱塗装で満足度の高い仕上がりにするには、さまざまなポイントをチェックして信頼できると判断した業者に依頼することが大切です。当藤ノ家でも断熱塗装で豊富な実績があり、大変ご好評をいただいています。現場視察や見積もりは無料ですから、まずは、お気軽にお問い合わせください。

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