屋根修理でよくあるトラブルをチェック! トラブルを未然に防ぐには?
「屋根修理を依頼して高額な費用を請求された」「修理後、すぐに不具合が起きた」など、屋根修理に関するトラブルが増えています。
トラブルが起きるとパニックになり、どうすればいいのか分からなくなるでしょう。事前に、屋根修理でよくあるトラブルや対策を把握しておけば、未然に防ぐことができるはずです。
そこで、本記事では、屋根修理のトラブルで気をつけておきたいことを詳しく説明します。
- 屋根修理でよくあるトラブルは?
- 悪質な屋根修理業者の特徴
- トラブルを避けるための注意点
- トラブルに巻き込まれたときの対処法
- 屋根修理のトラブルに関してよくある質問
この記事を読むことで、悪質な屋根修理業者の特徴やトラブルを避けるための注意点などが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.屋根修理でよくあるトラブルは?
まずは、屋根修理でよくあるトラブルをチェックしておきましょう。
1-1.修理後のトラブル
屋根修理でよくあるトラブルとして、修理後に雨漏りが発生したり、ひび割れが起きたりするなどのトラブルがあります。屋根の修理をしたのにもかかわらず、何らかのトラブルが発生するのは、修理の仕方が悪かったからです。きちんと原因を調査せずに、いい加減な方法で修理を行ったのでしょう。特に、屋根修理に関して技術や経験のない業者であるほど、修理後にトラブルが起こりやすいといえます。
1-2.高額な追加費用を請求された
見積書には記載されていなかった高額な追加費用を請求されるケースもよくあるトラブルです。「ここに不具合が見つかり修理を行ったから」と適当な言い訳をつけて、高額な費用を請求してくる恐れがあります。予定よりもオーバーした金額を、修理後に請求してくる悪徳業者は存在しているので注意してください。見積書の内容はしっかりと確認するほか、追加費用が発生するケースもチェックしておくといいでしょう。
1-3.工事がなかなか終わらない
工事を始めるタイミングは早かったにもかかわらず、工事がなかなか終わらないというトラブルもよくあります。予定の工期を過ぎてもなかなか終わる兆しが見えなかったり、修理業者へ連絡をしてもはぐらかせたり、中途半端な状態で工事を終えてしまうこともあるので注意しておかなければなりません。工事の進行をすべて業者任せにするのではなく、自分たちも把握しておく必要があります。
1-4.職人によるトラブル
修理業者のスタッフや職人によるトラブルもよく起きています。たとえば、屋根修理で近隣住民に迷惑をかけたり、態度が悪かったりするなどです。優良業者は、近隣住民への配慮を徹底しているので、たとえ迷惑がかかったとしてもすぐに対応してくれます。けれども、悪徳業者は謝罪もせずに、そのまま工事を進行することが多く、近隣住民とのトラブルになる恐れがあるので注意が必要です。
2.悪質な屋根修理業者の特徴
ここでは、悪質な屋根修理業者の特徴を解説します。
2-1.スタッフの対応が悪い
悪徳業者は、スタッフの対応が悪いという共通点があります。メールで問い合わせてもすぐに返事が来なかったり、質問をしてもはぐらかされたりするなど誠実に向き合ってくれません。逆に、優良業者は丁寧で分かりやすい説明をしてくれるため、どのようなことでも気軽に相談できます。悪徳業者を見極めたいときは、スタッフの対応に注目してみてください。
2-2.見積書・契約書を出してくれない
見積書や契約書を出してくれない、すべて口約束で済まそうとしている業者は、悪徳業者の可能性が高いので注意しておきましょう。しっかりと修理を行っている業者は、必ず見積書と契約書を提示します。内容に関しても、どのような材料や作業にいくらかかるのか具体的に記載されている業者なら安心して依頼できるでしょう。「工事一式」など見積書の内容が大ざっぱになっている業者は悪徳業者の特徴です。
2-3.訪問営業と甘い言葉
約束をしていないのに突然訪問しては、営業を始める修理業者は悪徳業者の特徴です。「お得な値段で屋根修理ができますよ」「今回は無料です」など、甘い言葉で契約を迫る傾向があるため、訪問営業でやってくる業者には注意してください。玄関に入れると、契約するまでそこにい続けたり、脅すような言葉を出したりしてくる可能性もあります。また、電話で契約を催促してくる悪徳業者も存在しているので気をつけましょう。
2-4.屋根の事前調査を行わない
悪徳業者は、屋根の事前調査を行わない傾向があります。屋根がどのような状態になっているのかをチェックせずに修理を行えば、当然雨漏りやひび割れなどのトラブルが起きるでしょう。間違った方法で修理をすることになるため、屋根の状態を工事前にチェックするのは大切なことです。また、写真や動画で状態を説明してくれなかったり、修理方法についてしっかりと教えてくれなかったりする業者も悪徳業者の可能性が高いでしょう。
3.トラブルを避けるための注意点
ここでは、トラブルを避けるための注意点について詳しく説明します。
3-1.複数の修理業者を比較する
屋根修理でよくあるトラブルを避けるためには、複数の修理業者を比較することが大切です。検索で最初に見つけた業者へ即決したり、友人から紹介された業者に決めたりすると、トラブルの原因になるので注意してください。たとえ、信用している人から紹介された修理業者だとしても、3~4社の業者を比較することが重要です。複数の修理業者を比較することで、悪徳業者が見極めやすくなります。
3-2.契約の内容と見積書を確認する
屋根がどのような状態になっているのか、どのような方法で修理を行うのか、工事日程や修理箇所など、契約の内容はしっかりと確認することもトラブルの防止策です。見積書の内容も具体的な金額が記載されているか、細部まで確認しておきましょう。分からないところがあればそのままにせず、きちんと業者に尋ねて解消することが大切です。
3-3.口コミや評判をチェックする
ある程度、依頼する修理業者が選別できたら、インターネットで口コミや評判をチェックしてみてください。ここで注目してほしいのは、悪い口コミが記載されているかどうかです。良い口コミや評判はどの修理業者でも記載されており、中にはサクラを使って書いている悪徳業者が存在しています。けれども、悪い口コミは実際に修理業者を利用した方が感じたリアルな内容です。悪い口コミや評判が記載されている業者は悪徳業者の可能性が高いので、注意してください。
3-4.修理業者任せにしない
屋根修理のトラブルを未然に防ぐためには、すべてを業者任せにしないことが1番です。自分じゃ分からないから……と、工事内容や日程など業者任せにしていると、後で「聞いていなかった」「こんなはずじゃなかった」という事態になってしまいます。そのような事態を避けるためにも、自分でしっかりと調べて分からないことを尋ねたり、きちんと説明を受けたりしてください。優良業者ならどのような内容でも、分かりやすく説明してくれるでしょう。
4.トラブルに巻き込まれたときの対処法
ここでは、トラブルに巻き込まれたときの対処法を解説します。
4-1.公的機関に相談する
屋根修理のトラブルに巻き込まれたときは、1人で抱え込まずに公的機関へ相談してください。自治体の窓口でも相談を受け付けていますが、気軽に相談できる国民生活センターの「消費者ホットライン188」がおすすめです。188にかけるだけで、地方公共団体が設置している身近な消費者生活センターに相談できます。消費者ホットラインがつながらない場合は、国民生活センターの「平日バックアップ相談」も利用可能です。
4-2.弁護士・司法書士に相談する
公的機関のほか、弁護士や司法書士に相談する方法もあります。法律に詳しい専門家の視点から、的確なアドバイスや対処法を教えてもらうことができるでしょう。「弁護士や司法書士に相談するには費用がかかるのでは?」と疑問に思いがちですが、無料で相談を受け付けているところもあります。たとえば、国が設立した法的トラブル解決の総合案内所「法テラス」では、お問い合わせ内容に応じて適切な相談窓口を案内してくれるサポートダイヤルが利用できるので、ぜひチェックしてみてください。
4-3.クーリングオフが適用できることも
契約内容によっては、クーリングオフが適用できる可能性もあります。クーリングオフとは、訪問販売など特定の取引でサービスを契約した後、一定期間であれば申し込みの撤回・契約解除ができる制度のことです。しつこいセールで仕方なく屋根修理の契約をした場合は、このクーリングオフを使って契約解除ができる可能性はあります。業者とトラブルになるとパニックになり、泣き寝入りをしてしまいがちですが、まずは冷静になって対応することが必要です。
4-4.屋根修理の相談なら「藤ノ家」へ
屋根修理のトラブルやリフォームなどでお悩みの方は、ぜひ藤ノ家へご相談ください。静岡県を中心にリフォームを行っている藤ノ家では、どのようなお悩みにも対応しています。修理やリフォームに対する要望を伺いながら、より最適なプランを提案しているほか、地域密着型のリフォーム業者だからこそできる低コストリフォームも可能です。LINEからでも相談を受け付けていますので、ぜひ一度お問い合わせください。
5.屋根修理のトラブルに関してよくある質問
屋根修理のトラブルに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.屋根トラブルの原因は?
A.契約書や見積書の確認不足、業者選びのミスなどがありますが、定期的なメンテナンスを怠っていたことが原因でもあります。しっかりと屋根のメンテナンスを行えば、急なトラブルですぐに依頼できる悪徳業者を選んだり、見積書や契約書の内容をチェックし忘れたりすることもありません。屋根トラブルのリスクを減らすためにも、定期的なメンテナンスを心がけましょう。なお、屋根のメンテナンスは、8~15年に1回行うのが理想だといわれています。
Q.近隣トラブルを防ぐポイントは?
A.きちんと近隣に対する配慮ができているかどうか、業者スタッフの対応を確認することがポイントです。近隣住民への配慮を徹底している業者では、工事前に挨拶まわりを行います。事前の挨拶まわりだけでも、近隣住民の安心感は大きくなるものです。また、契約を交わす前に、近隣への配慮を業者へお願いしたり、入念に確認したりすることも大切なポイントとなります。
Q.屋根修理の費用はいくらぐらいか?
A.悪徳業者とのトラブルを防ぐためには、屋根修理費用の目安も把握することが大切です。屋根の状態や修理箇所などによって異なりますが、修理費用の目安は以下のようになります。
- 屋根塗装:1棟あたり約20万~50万円
- 葺(ふ)き替え:1棟あたり約90万~150万円
- カバー工法:1棟あたり約60万~100万円
- 部分補修:1㎡あたり2,000円~
Q.契約前にチェックすべきことは?
A.忘れがちですが、工事補償の内容もチェックしておきたいところです。工事保証○年という年数よりも、内容に注目してください。どのような内容に保証がついているのか、どのような工事が保証の対象になるのかと、内容をしっかりと確認しておかなければなりません。工事保証を利用しようとしても、「その内容は保証外です」といわれることもあるので注意しておきましょう。
Q.クーリングオフが適用できないケースは?
A.主に、以下の内容が適用できないケースです。
- 特定商取引法で規定した以外の販売方法・指定商品・サービス
- 個人の取引でない場合(事業者の取引は不可)
- 通信販売
- 自分から販売店に出向いたり、事業者を呼んだりして契約した場合
- 化粧品・健康食品など消耗品として特定商取引法で規定したものを使った場合
- 商品が3,000円以内で、商品を受け取り、代金を支払った場合
- 自動車
まとめ
いかがでしたか? 高額な費用を請求されたり、修理後に雨漏りが発生したりするなど、屋根修理ではさまざまなトラブルが起きています。このようなトラブルを未然に防ぐためには、きちんと自分で調べて、複数の修理業者を比較することが大切です。万が一、トラブルになった際は公的機関などの相談窓口を利用するといいでしょう。また、静岡県を中心にリフォームを行っている藤ノ家でも無料相談を受け付けています。屋根修理でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。