外壁塗装には耐候性が高い塗料がおすすめ! 主な種類・選び方を解説!

「そろそろ外壁塗装をやり直したいので、耐候性が高い塗料について詳しく知りたい」とお考えではありませんか?

確かに、外壁塗装を長持ちさせるには、耐候性が高い塗料を使用するのがおすすめです。とはいえ、実際にどんなポイントで塗料を選ぶとよいのかなど、よく分からないこともあるでしょう。

そこで今回は、外壁塗装と塗料の耐候性について詳しく解説します。

  1. 外壁塗装の基礎知識
  2. 耐候性の高い塗料の種類と選び方
  3. 外壁塗装の主な効果
  4. 外壁塗装をメンテナンスする方法
  5. 藤ノ家での外壁塗装の事例を紹介
  6. 外壁塗装と塗料の耐候性に関するよくある質問

この記事を読むことで、外壁塗装で耐候性の高い塗料を選ぶポイントなどがよく分かります。外壁塗装で耐候性の高い塗料に興味がある方は、最後まで記事を読んでみてください。

1.外壁塗装の基礎知識

最初に、外壁塗装とはどんなものかについて詳しく見ていきましょう。

1-1.外壁塗装とは?

外壁塗装とは、建物の外壁を塗装することです。外壁塗装には、さまざまな効果があります。そのため、外壁塗装が行われている建物が圧倒的に多いのです。具体的にどんな効果があるかについては、この記事の「外壁塗装の主な効果」を参考にしてください。

1-2.耐候性が高い塗料の需要が急増している

最近、外壁塗装で耐候性が高い塗料の需要が急増しています。日本では温暖化が進んだ結果、スーパー台風・爆弾低気圧・線状降水帯などによる暴風や大雨が多発しているからです。また、夏場には強烈な紫外線が降り注ぐだけでなく、日によっては最高気温が40℃を超える地域もあり、外壁塗装へ大きな負担がかかっています。そのため、耐候性が高い塗料に多くの人が注目しているのです。

2.耐候性の高い塗料の種類と選び方

外壁塗装に使用される塗料のうち、耐候性が高い種類を中心にご紹介します。

2-1.シリコン塗料

外壁塗装によく使われる塗料として、シリコン塗料が挙げられます。シリコン塗料は、シリコン樹脂を主成分としており、価格と耐久年数のバランスがよいことで、外壁塗装用に広く普及している塗料です。光沢のある仕上がりが特徴で、耐水性や耐熱性にも優れています。シリコン塗料の耐久年数は、7~10年程度です。

2-2.ピュアアクリル塗料

ピュアアクリル塗料も、耐候性が高い塗料です。ピュアアクリル塗料は、オーストラリアのアステックペイントが製造・販売しており、純度の高いアクリル塗料になっています。一般的なアクリル塗料のデメリットを改善し、長く美しい塗膜を維持できるのが特徴です。ピュアアクリル塗料の耐久年数は、15年程度が一般的になります。

2-3.フッ素塗料

フッ素塗料は耐候性が高い塗料の一つで、蛍石を原料としたフッ素を配合しているのが特徴です。フッ素は耐紫外線効果が高く、耐薬品性・耐溶剤性・耐熱性・はっ水性にも優れておあり、長く美しい塗膜を維持することができます。フッ素塗料の耐久年数は、15~20年程度です。

2-4.ラジカル塗料

耐候性が高い塗料として、ラジカル塗料も挙げられます。ラジカル塗料は、ラジカル制御型の酸化チタンを含むことが特徴です。塗膜が劣化する原因となるラジカルを制御することで、高い耐候性を実現しています。比較的新しい塗料であり、濃色のバリエーションや種類が少ないのがデメリットです。ラジカル塗料の耐久年数は、15~20年程度になります。

2-5.無機塗料

無機塗料は、鉱物・レンガ・ガラスなどの無機物が配合された塗料のことです。無機物は紫外線の影響を受けないため、耐候性が高いことが特徴になります。そのため、塗料の種類選びで耐候性の高さを重視するのなら、無機塗料を積極的に検討してみるとよいでしょう。無機塗料の耐久年数は、15~20年程度になります。

3.外壁塗装の主な効果

外壁塗装の主な効果について、詳しく見ていきましょう。

3-1.美観が高まる

外壁塗装の主な効果として、建物の美観が高まることが挙げられます。外壁塗装は面積が広いため、建物の外観イメージに大きく影響するものです。実際に、外壁塗装をやり直すと、築年数が古い建物でも新築のような美観を取り戻すことができます。商業ビルなどで建物の美観が重視される場合は、外壁塗装をこまめにやり直すとよいでしょう。

3-2.耐久性が高まる

外壁塗装を行うと、建物の耐久性が高まります。外壁塗装は、外壁材を風雨・紫外線・汚れなどの影響から守ってくれるからです。また、雨漏りによる腐食を防ぎ、建物の強度を維持する役割もあります。屋内で安心して過ごすためにも、外壁塗装は重要な役割を持っているのです。

3-3.断熱性・遮熱性が高まる

断熱性・遮熱性が高まるのも、外壁塗装の効果の一つです。断熱・遮熱効果のある塗料で外壁塗装を行うことで、屋内が外気温の影響を受けにくくなります。たとえば、夏場の熱中症や冬場のヒートショックの予防が可能です。また、同時に冷暖房効果も高まるため、光熱費の節約につながります。健康面でも金銭面でも、大きなメリットといえるでしょう。

3-4.資産価値が高まる

外壁塗装を行うことで、建物の資産価値が高まる効果もあります。外壁塗装が美しい建物は、築年数より新しく見えるだけでなく、手入れがよく行き届いている印象になるからです。実際に、売却や賃貸に出す場合などは、希望の条件で契約しやすくなるでしょう。建物の資産価値を高めたいのなら、外壁塗装に力を入れるべきです。

4.外壁塗装をメンテナンスする方法

外壁塗装をメンテナンスする方法について、詳しくご紹介しましょう。

4-1.こまめに洗浄する

外壁塗装のメンテナンス方法として、最も手軽なのがこまめに洗浄することです。外壁塗装には、土ボコリ・花粉・PM2.5・黄砂・鳥のフンなど、さまざまな汚れが付着します。外壁塗装に付着した汚れは塗膜の劣化につながり、色あせやひび割れの原因になるので注意してください。特に、台風や大雨などの後は、外壁に多くの汚れが付着しています。汚れが付着したばかりなら、簡単に水で流すだけでも随分キレイになるはずです。

4-2.塗膜を定期的にチェックする

外壁塗装をメンテナンスするには、塗膜を定期的にチェックすることも必要不可欠です。まずは、外壁塗装全体を目視し、塗膜の色あせやひび割れがないかなどを確認してみてください。塗膜の色あせやひび割れは、外壁塗装が劣化しているサインです。また、塗膜に指で直接触れてみて、粉状のものが付着するかどうかも確認しましょう。これはチョーキングと呼ばれる現象で、塗膜の劣化を判断する基準になります。

4-3.業者の定期点検を受ける

業者の定期点検を受けるのも、外壁塗装をメンテナンスする方法の一つです。信頼できる業者では、外壁塗装が完了してから半年後・1年後などに無料点検を行っているので、積極的に活用するとよいでしょう。プロの視点による細かなチェックを受けることができ、不具合の早期発見・補修につながります。また、業者から適切なメンテナンス方法をアドバイスしてもらうことも可能です。

5.藤ノ家での外壁塗装の事例を紹介

ここでは、当藤ノ家での外壁塗装の事例を3パターンご紹介します。

5-1.築13年の自宅の外壁塗装をやり直した事例

静岡市駿河区にお住まいのTさんから、築13年のご自宅の外壁塗装についてご相談をいただいた事例です。私どもで現場視察を行った結果、西日が当たる側の外壁塗装にひび割れが見られました。そこで、外壁塗装全体のやり直しをご提案したのです。おかげさまでTさんからは新築同様になったとお喜びいただき、次回は屋根塗装のやり直しもご依頼いただけるとのことでした。

5-2.築30年の自宅のひび割れ補修と外壁塗装を行った事例

静岡市清水区にお住まいのKさんのご自宅は築30年になり、そろそろ外壁塗装の劣化が目立ってきていました。そこで、私どもに外壁塗装のやり直しをご相談いただいたのです。現場視察を行った結果、外壁材に複数のひび割れが見られたため、外壁塗装と同時に必要な補修を行いました。Yさんからは、新築のようにキレイな自宅になってうれしいとの評価をいただいています。

5-3.コーキングからの雨漏り補修と外壁塗装を同時に行った事例

静岡市駿河区にお住まいのMさんのご自宅は、経年や紫外線などの影響により外壁塗装に色あせや剝がれが見られる状態でした。そこで、私どもでは、現場視察の結果とMさんからのご要望を考慮し、コーキングからの雨漏り補修と外壁塗装のやり直しをご提案したのです。Mさんからは、雨漏りによる外壁材のダメージを食い止めることができ、建物の美観が高まったと大変ご満足いただいています。

6.外壁塗装と塗料の耐候性に関するよくある質問

最後に、外壁塗装と塗料の耐候性に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.耐候性が高い塗料を使用するのにおすすめの地域は?
A.たとえば、海沿いの地域などになります。海沿いの地域では、外壁が紫外線の影響を大きく受けるため、塗膜が劣化しやすいからです。

Q.高価な塗料のほうが高い耐候性を期待できる?
A.一概にはいえません。高価なことだけでは、耐候性が高い塗料であるとはいえないからです。それに、同じ塗料であっても、業者によって設定価格が異なります。塗料選びでは、価格は参考程度にし、種類やグレードをしっかり確認することが大切です。

Q.耐候性の高い塗料のはずなのにすぐひび割れてしまったのですが?
A.さまざまな原因が考えられるため、まずは、業者へ連絡して現場視察を依頼しましょう。たとえば、施工不良によるひび割れは業者の落ち度になるため、無料にてやり直してもらえるはずです。一方で、飛来物が衝突したなどの原因でひび割れた場合は、顧客側の自己負担でやり直すことになるでしょう。

Q.5年後に取り壊す予定のビルでも耐候性が高い塗料を選ぶべきか?
A.ビルを取り壊すまでなるべく美しい外壁を維持したい、メンテナンスの手間をかけたくないという場合は、耐候性が高い塗料をおすすめします。一方、予算が限られているなどの理由でなるべく安価に済ませたいなどの場合は、耐候性の高さを重視しなくてよいこともあるでしょう。

Q.耐候性が高い塗料でなるべく安く外壁塗装をするコツは?
A.安い費用でも高品質な仕上がりで定評がある業者に、よく相談してみるとよいでしょう。実際に、同じ塗料・同じ工法で外壁塗装を行っても、塗装費用に大きな差が出ます。信頼できる業者であれば、予算内でベストなプランを提案してくれるはずです。

まとめ

今回は、外壁塗装と塗料の耐候性について詳しく解説しました。耐候性の高い塗料を使用することで、外壁塗装を長い間美しく保つことができます。ただし、耐候性の高い塗料にもいくつか種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるため、信頼できる業者によく相談してみることがおすすめです。なお、当藤ノ家も耐候性の高い塗料での外壁塗装で豊富な実績があり、大変ご好評をいただいています。現場視察や見積もりは無料ですから、お気軽にお問い合わせください。

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